2008年7月14日 (月)

『未来妖怪』(井上雅彦【監修】/光文社文庫)

『未来妖怪』(井上雅彦【監修】/光文社文庫)

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もくじ

○編集序文 井上雅彦  7

化野燐 youkai名彙  15
上田早夕里 真朱の街  37
草上仁 缶の中の神  73
八杉将司 産森(うぶもり)  103
平谷美樹 黒いエマージェンシーボックス  137
牧野修 ウエダチリコはへんな顔  183
石神茉莉 雨の夜、迷い子がひとり  219
小林泰三 試作品三号  243
平山瑞穂 恋する蘭鋳 273
林巧 エイミーの敗北  301

未来妖怪燐寸匣(みらいようかいまっちばこ) 超短編作家19人集  325

 「夜の歌」……タカスギシンタロ    
 「都市式牛鬼」……赤井都        
 「無地な」……佐多椋
 「今、何時どすか」……森山東  
 「コノ奥ニアナタノ未来ガ見エマス」……たなかなつみ
 「化けポスト」……春名トモコ
 「のうげろり」……ハカウチマリ
 「壁舐めベロベロン・ビルダー」……ひかるこ
 「ホーム・ポジション」……峯岸可弥
 「カワウソ」……不狼児
 「アンドロイドは酸化して」……五十嵐彪太
 「こだま」……やまなかしほ
 「蜘蛛女」……圓眞美
 「恋するケータイ」……葉原あきよ
 「生贄七尾」……青島さかな
 「帰郷」……白縫いさや
 「オリエント」……はやみかつとし
 「コワイロ」……松本楽志
 「夜とマクガフィン」宮田真司

三津田信三 合わせ鏡の地獄  349
小中千昭 事実に基づいて Based On The True Events  385
菊地秀行 厄病神  405
タタツシンイチ 奴等(ゼム)  417
渡辺浩弐 ブログアイドル♡ちょこたん♡の秘密(^_^)  447
梶尾真治 溶岩洞を伝って  485
西秋生 時の獄(ときのひとや)  517
井上雅彦 青猩猩探訪(あおしょうじょうたんぼう)  545
朝松健 ぬっへっほふ  589
間瀬潤子 ミライゾーン  651

《特別付録 未来妖怪縁起》天野行雄氏(日本物怪観光)によるメイキング・ストーリー  683

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カバー裏

それは文字通り、未来妖怪を思い描くという思考実験

ここに集まった作品は、進化し続ける妖怪。宇宙空間の現象に潜む妖怪。最先端科学で解き明かされたかに見えながら、新たな威容を顕現する妖怪。未来に伝承される古来の妖怪。超現代的な都市伝説……。妖怪から未来を幻視する物語も、未来から妖怪を権限させる物語も、この一冊の本に集まりました。謹んで本書を、妖怪を愛するすべての想像者と、妖怪たちに捧げます。(編集序文より)

XL
FREAK OUT COLLECTION

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カバー折り返し

オブジェ制作 天野行雄氏(日本物怪観光)
撮影 坂本真展
カバー印刷 萩原印刷

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ショッキング大作戦!
未来を幻視する〈妖怪実験室〉!
化野燐、タタツシンイチ、平山瑞穂、超短編団
光文社文庫最新刊

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奥付

光文社文庫
文庫書き下ろし
未来妖怪 みらいようかい 異形コレクション
監修 井上雅彦
2008年7月20日 初版1刷発行

発行者 駒井稔
印刷 慶昌堂印刷
製本 ナショナル製本

発行所 光文社

 ISBN978-4-334-74452-6

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2008年7月13日 (日)

『超短編の世界』(タカスギシンタロ監修/創英社)

『超短編の世界』(タカスギシンタロ監修/創英社)

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目次

超短編とは?……3

巻頭特別企画:書き下ろし超短編小説

 著者:坪田 文-Fumi Tsubota[劇団・空間ゼリー]
    一、境界線……14
    二、空白……16
    三、最先端……18

超短編作家・セレクト14

 松本楽志「はかのうらへまわる」……22
     「むすびめ」……24
 森山東「今昔物語異聞」……26
    「シベリアの猫」……28
 ひかるこ「悪魔占い」……30
     「目玉蒐集人」……31
 たなかなつみ「傷」……32
       「出航」……34
 赤井都「生」……36
    「午後の林」……38
 タカスギシンタロ「最後の誕生日」……40
         「鼻の欄」……41
 峯 岸可弥「眼 鏡」……42
      「墓を掘り返す」……44

   ◎作家プロフィール……46

恐怖の超短編--タカスギシンタロ選

 超短編500文字の心臓とは……50

 I.カラダガコワイ

  五十嵐彪太「這い回る蝶々」……54
  佐多椋「密室劇場」……56
  圓眞美「安全な恋」……58
  ピッピ「オーラルセックス」……60
  よもぎ「アルデンテ」……61
  空虹桜「美術室にて」……62
  根多加良「引き算」……63
  大鴨居ひよこ「綾」……64
  不狼児「雨」……65

   ◎作品解説……66

 II.ココロガコワイ

  葉原あきよ「娘たち」……70
  水池亘「ボロボロ」……71
  きき「象を捨てる」……72
  やまなかしほ「誰も知らない言葉」……74
  佐藤千恵「誤作動」……76
  穂坂コウジ「月面炎上」……78
  春名トモコ「蝶」……80

   ◎作品解説……82

 III.セカイガコワイ

  ハカウチマリ「這い回る蝶々」……86
  宮田真司「踊りたいほどベルボトム」……88
  青島さかな「ナマコ式」……90
  SNOWGAME「食べるな」……92
  タキガワ「面」……93
  伝助「輝ける太陽の子」……94
  はやみかつとし「子を運ぶ」……96
  白縫いさや「愛玩動物」……98
  永子「夜警」……100
  砂場「仮面」……102

  ◎作品解説……104
  ◎掲載作品初出一覧……106

一般公募部門・招待作品

 歌鳥「ビスカ氏のたちの悪いいたずら」……110
 飯田和仁「僕はみゆきを探してる」……114
 宮田たえ「モノトーン」……118

一般公募部門・入賞作品

 亜紅「原始の感覚」……124
 今村文香「思い」……128
 以知子「ミネラルウォーターで無理やりな午前4時」……132
 ak2「花鳥諷詠」……136
 葛城輝「時の澱」……140
    「夜目、逃げ足」……142
    「天ぷら供養」……144
 西村充「隣人」……148
 藤井みなみ「マニキュア」……152
 らびっと「シトラスな時間」……156
 岩泉良平「駅までの道」……160
 武田若千「神様」……164

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さまざまな「恐怖」のカタチ。
わずか数百文字で綴られた「ものがたり」。
日本ホラー小説大賞・短編賞受賞の森山東をはじめ、
演劇界注目の若手劇作家・坪田文など
多才な書き手が参加。
いま"58"の恐怖を解き放す……。
[監修]タカスギシンタロ

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奥付

超短編の世界
2008年6月25日 初版第1版
編者:創英社・出版事業部
監修:タカスギシンタロ
装画:西岡千晶(西岡兄妹)
装幀:アンシークデザイン

発行者 高木信一
発行所 株式会社 創英社
印刷 株式会社 創英社
製本 司製本株式会社
ISBN978-4-434-11992-7 C0093


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2008年2月12日 (火)

『心を生みだす脳のシステム』(茂木健一郎)

『心を生みだす脳のシステム「私」というミステリー』(茂木健一郎)

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カバー折り返し

[千億のニューロンが「私」を作る]
なぜ、脳という物質に心が宿るのか?
視覚や感情の脳内メカニズムはどのようになっているのか?
身体感覚や時間意識、他者に共通する能力など、
心の複雑で豊かな営みは、脳内でどのようにして生まれるのか?
千億のニューロン(神経細胞)がたがいに関係性をもつことから生じる、
脳のシステムとしての性質に、
これらの謎を解き明かす、最大の鍵がある。
脳科学の俊英が、システム論的アプローチという最新の知見をふまえ、
自己意識をめぐる深遠な問題に挑む、スリリングな一冊!

カバー写真●©PEDRO LOBBO/amana imafes

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もくじ

まえがき  9

Ⅰ 脳内現象としての「私」  17

 第一章 脳の中に鏡があった  18
  ──システム論の衝撃

  ニューロンの仕組み 「私」という存在のパラドックス──ケンブリッジの体験から
  脳の機能局在の傾向 視覚野の機能 意識を生みだす脳というシステム
  ミラーニューロンの発見 なぜ、衝撃的だったのか 脳科学のシステム論的転回
  情報処理の「ハブ」としてのミラーニューロン

 第二章 「私」とはクオリアの塊である  39
  ──感覚的クオリアと志向的クオリア

  クオリアとは何か 科学的世界観に開いた穴 「私」という視点の問題
  ホムンクルスと無限後退 感覚的クオリアと志向的クオリア
  ふたつのクオリアの違い
  世界認識の構造 ふたつのクオリアを支える脳内機構 ブラインドサイド
  善光寺の戒壇巡り 志向的クオリアと志向性の関係 「表象」の二つの意味
  「私」の核心は象徴的である

 第三章 ことばの意味が立ち上がるとき  71
  ──志向性と言語

  マガーク効果とフラッシュ効果 異なる感覚のモダリティを統合する志向的プロセス
  言葉の意味と志向的クオリア 言葉の意味はいかにして成立するか
  ジョン・レノンの顔が認識されるまで 言葉の超越性 志向性の連携が失われる時
  ミラーニューロンと言語活動の関係

Ⅱ 世界を把握する方法  95

 第四章 身体感覚のダイナミズム  96
  ──ホディ・イメージの仕組み
  見るためには「道徳」が必要? 空間認識を支える志向性のネットワーク
  逆さまの世界 両眼視野闘争 ボディ・シェーマとボディ・イメージ
  道具に延長するボディ・シェーマ 幻肢(phantom limb)
  歴史上初めての「手術」
  アクティヴ・タッチ 自己と外界の境界

 第五章 アフォーダンスとは何か  124
  ──脳と環境との相互作用
  「石を投げないでください」 アフォーダンスの考え方
  意図せざるアフォーダンス
  視覚の二つの経路 行為の可能性を表すニューロン 環境的知性
  衝突までの時間
  ボディ・シェーマとアフォーダンスの関係 環境認識と身体性

Ⅲ 「私」という視点が生まれるとき  145

 第六章 鏡の中の「私」  146
  ──自己意識の謎を追う

  私の心と他人の心 鏡のテスト ゴリラは自己意識を持つか
  鏡のテストは、何をテストしているのか
  鏡を見るとき、こころの中では何が起きるのか
  心の理論 チンパンジーは人の心を読みとれるか
  チンパンジーの自己意識を否定する根拠 自己意識と他人の心

 第七章 なぜ、他人の心が読みとれるのか  170
  ──共感する能力・表象化する能力

  『東京物語』を見る 「誤信念課題」の実験 「誤信念課題」と自閉症
  「心の理論」と表象化の能力 驚異のサヴァン能力
  「写真課題」が要求する能力
  「心の理論」と共感する能力 自閉症を引き起こす脳内メカニズム
  なぜ、サヴァン能力が生じるのか 「心の理論」前夜
  自分と他人の心を結ぶミラーニューロン
  他人の心を「テコ」にして発達する自分の心
  脳のシステムのバランスが生む「心の理論」

Ⅳ 主観と客観はどう統合されるのか  205

 第八章 「私」の背後に隠されたもの  206
  ──感情と情動

  身近な人はエイリアン? カプグラ妄想 相貌失認
  カプグラ妄想を引き起こす脳障害
  「情動」の持つ普遍的な意義 「赤」を見た時に貼りつけられる感情
  オノマトペ
  世界中が輝いて見える理由 情動による情報処理
  前頭野連合野における情動情報の処理
  客観的に見た情動の役割 アリの迷路学習 感情における主観と客観

 第九章 脳の中の時間、心の中の時間  231
  ──リアリティが生じる理由

  ペンフィールドの驚異的な実験 リアリティを支える神経機構
  マッハの原理
  意識の中の時間 未来を予知する脳? 絶対的な心理的時間
  物理的時間の流れが、心理的瞬間につぶれる 表象の取捨選択
  感覚的同時性と志向的同時性
  リアリティを生み出す脳というシステムと心理的時間

 終章 新たなるシステム論へ向けて 255

  心に対する感覚の進化 脳科学のパラダイム変化 心のハードプロブレム
  「錬心術」を越えて

  参考文献  267
  あとがき  275

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奥付

茂木健一郎──もぎ・けんいちろう

●1962年うまれ。ソニーコンピュータサイエンス研究所リサーチャー。東京工業大学大学院客員教授。東京大学理学部、法学部卒業後、東京大学理学系大学院物理学専攻過程修了。理学博士。理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て現職。専攻は脳科学、生物物理学。
●主な著書に、『脳とクオリア』(日経サイエンス社)、『生きて死ぬ私』(徳間書店)、『心が脳を感じる時』(講談社)など。

NHKブックス[931]
心を生みだす脳のシステム 「私」というミステリー
2001年12月20日 第1刷発行

著者 茂木健一郎
発行者 松尾 武
発行所 日本放送出版会
ISBN4-14-001931-X C1311

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2007年8月19日 (日)

『忘れられた日本人』(宮本常一/岩波文庫)

『忘れられた日本人』(宮本常一/岩波文庫)

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目次

凡例

対馬にて……11
村の寄りあい……36
名倉談義……59
子供をさがす……100
女の世間……105
土佐源氏……131
土佐寺川夜話……159
梶田富五郎翁……171
私の祖父……193
世間師(一)……214
世間師(二)……238
文字をもつ伝承者(一)……260
文字をもつ伝承者(二)……282
あとがき……304
 注……(田村善次郎)……311
 解説……(網野善彦)……321

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カバー表

昭和14年以来、日本全国をくまなく歩き、各地の民間伝承を克明に調査した著者(1907-81)が文化を築き支えてきた伝承者=老人達がどのような環境に生きてきたかを、古老たち自身の語るライフヒストリーをまじえて生き生きと描く。辺境の地で黙々と生きる日本人の存在を歴史の舞台にうかびあがらせた宮本民族学の代表作。(解説=網野善彦)

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奥付

忘れられた日本人
1984年5月16日第1刷発行
2000年10月25日題2刷発行

著者 宮本常一
発行者 大塚信一
発行所 株式会社岩波書店
印刷・三秀舎 カバー・精興社 製本・中永製本

ISBN 4-00-331641-X

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2007年7月30日 (月)

『神を待ちのぞむ』(シモーヌ・ヴェイユ/勁草書房)

『神を待ちのぞむ』(シモーヌ・ヴェイユ 田辺保・杉山毅訳/勁草書房)

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目次


刊行者のノート……3

手紙(一) 洗礼を前にしてのためらい……9

手紙(二) (同じ主題)……19

手紙(三) 出発について……27

手紙(四) 別れの手紙《精神的自叙伝》……31

手紙(五) ……62

手紙(六) 最後の思想……67

神への愛のために学業を善用することについての省察……85

神への愛と不幸……101

神への暗黙的な愛の種々相……128
 隣人愛130/世界の秩序への愛156/宗教的な勤めへの愛187
 /友愛212/暗黙の愛と明白な愛223

「主の祈り」について……232

ノアの三人の息子と地中海文明の歴史……248

補遺……262

注……266

訳者あとがき……田辺保277

装幀/谷正克(デザインG・P)

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愛と宗教へのたえざる志向の努力--
深い直観と厳しい内省に貫かれた求道
の姿は現代人の意識に衝撃を与える。

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カバー折り返し

装幀デザイン:アド工房

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奥付

訳者紹介

田辺保
1930年 生まれ
1959年 京大大学院博士課程修了、フランス文学専攻
現在 岡山大学・大阪市立大学名誉教授
著書 『シモーヌ・ヴェイユ』(講談社)
   『パスカルの世界像』(勁草書房)
   『純粋さのきわみの死』(北洋社)他
訳書 パスカル『パンセ』(新教出版社、角川書店)
   S・ヴェイユ『ロンドン論集とさいごの手紙』(勁草書房)
   ペラン、ティボン『回想のシモーヌ・ヴェイユ』(朝日出版社)
   S・ヴェイユ『超自然的認識』(勁草書房)他

杉山毅
1931年 生まれ
1957年 京大大学院修士課程修了、フランス文学専攻
現在 広島大学名誉教授
著書 『緑の中の廃虚』(渓水社)
    S・ヴェイユ『ロンドン論集とさいごの手紙』(共訳、勁草書房)
   サン=テグジュベリ著作集5『手帖』(みすず書房)
   ガブリエル・リュシェ『愛と死の手紙』(二見書房)他

神を待ちのぞむ
1967年10月15日 第1版第1刷発行
1987年 6月20日 新装版第1刷発行
2005年10月20日  新装版第6刷発行

著者 S・ヴェイユ 
訳者 田辺保/杉山毅 たなべたもつ すぎ゛やまつよし
発行者 井村寿人
発行所 株式会社勁草書房
ISBN 4-326-15064-5

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