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2007年5月17日 (木)

『芸術の意味』(ハーバート・リード著・滝口修造訳/みすず書房)

『芸術の意味』(ハーバート・リード著・滝口修造訳/みすず書房)

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目次

I
1 芸術の定義……11
2 美感……12
3 美の定義……12
4 芸術と美の区別……13
5 直感としての芸術……14
6 古典的な理想……14
7 画一的でない芸術……15
8 芸術と美学……16
9 形態と表現……17
10 黄金分割……18
11 幾何学的調和の世界……19
12 歪曲……20
13 パターン……22
14 個人的な要素……23
15 パターンの定義……23
16 形態の定義……24
17 絵を見るとき何が起こるか……25
18 感情移入……25
19 感傷……26
20 形態の必要……27
21 内容……27
22 内容のない芸術・陶器……28
23 抽象芸術……29
24 ヒューマニスティックな芸術・肖像画……29
25 心理的な価値……32
26 芸術作品の諸要素……32
26 a線……34
26 b調子……36
26 c色彩……39
26 d形態……40
27 統一……45
28 構造上の素因……47

II

29  原始芸術……49
30 ブッシュマンの絵画……50
31 原始芸術の意義……53
32 有機的な芸術と幾何学的な芸術……53
33 有機的な原理と幾何学的な原理の混淆……55
34 芸術と宗教……56
35 芸術とヒューマニズム……58
36 農民芸術……59
37 国家的な芸術・エジプト……62
38 コプト芸術……63
39 ピラミッド……64
40 エジプト彫刻……65
40 a先コロンビア芸術……66
41 歴史的様式の起源……70
42 中国の芸術……70
43 ペルシアの芸術……75
44 ビザンティン芸術……78
44 aケルト芸術……80
45 キリスト教芸術への接近……82
46 物質的な力と非物質的な力……83
47 教会の影響……84
48 ゴシック芸術……85
49 イギリスの芸術……86
50 文芸復興期の芸術……86
51 イタリアの巨匠の素描……87
52 素描芸術……88
53 知的芸術……89
54 リアリズム……91
55 文字通りのリアリズムと描写的なリアリズム……92
56 自然主義……94
57 リューベンス……96
58 エル・グレコ……100
59 バロックとロココ……101
60 バロックの定義……103
61 ロココの定義……105
62 ロココ芸術の本質……106
63 風景画……108
64 イギリスの伝統……111
65 ゲーンズボロ……113
66 ブレーク……115
67 ターナー……121
68 芸術と自然……126
69 コンスタブル……128
70 ドラクロワ……129
71 印象派の画家たち……135
72 ルノアール……138
73 セザンヌ……140
74 ヴァン・ゴッホ……144
75 ゴーガン……147
76 アンリ・ルソー……149
77 パブロ・ピカソ……151
78 シャガール……154
79 民俗的な要因……154
80 抒情と象徴主義……155
80 a表現主義……156
81 パウル・クレー……161
81 aマックス・エルンスト……164
81 bサルヴァドール・ダリ……166
81 c近代彫刻……169
82 ヘンリー・ムーア……174
82 aバーバラ・ヘップウァース……178

III

83 芸術家の立場……183
84 トルストイの立場……183
85 トルストとウァーズウァース……184
86 別の立場--マティスの立場……184
87 伝達--感情と理解……186
88 芸術と社会……188
89 造形の意思……188
90 究極の価値……189
訳者のノート……190
人名索引

図版目次

1 青銅器 中国(周)前12-3世紀 ワシントン スミソーニアン・インスティテューション、フリーア美術館
2 鵞鳥にのるアフロディテ 白地に彩猫(キュリックス)ギリシア 前5世紀 ロンドン 英国博物館
3 海をわたるオリオン 青銅柄鏡 エルトリア 前500年ごろ ロンドン 英国博物館
4 聖餐杯 銀鍍金 イギリス 1350年ごろ ハムストール・リドウェア教会
5 壺 中国(宋)960-1279年 ロンドンヴィクトリア・アンド・アルバート美術館
6 オーセベールの船の木彫柱 ヴァイキング 800年ごろ オスロ 大学美術館
7 竜形の透彫硬玉 中国 周(前12-3世紀)ラザースタン・コレクション
8 象牙彫板 ヒスバノ・モレスク 10世紀末 ロンドン・ヴィクトリア・アンド・アルバート美術館
9 キリスト降架 象牙浮彫 スペイン 11世紀 ロンドン・ヴィクトリア・アンド・アルバート美術館
10 葛飾北斎 富嶽三十六景 神奈川沖浪裏 色彩木版画 ロンドン・ヴィクトリア・アンド・アルバート美術館
11 マックス・エルンスト 太陽と森 1926年
12 青年 大理石浮 イタリア 16世紀 ロンドン・ヴィクトリア・アンド・アルバート美術館
13 ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ 青年の肖像 ケルン ヴァルラフ・リヒャルツ美術館
14 レンブラント よきサマリア人  1648年 パリ ルーブル美術館
15 エル・グレコ 聖モーリスの改宗 1581-4年頃 スペイン エスコリアル僧院
16 肖像 ミイラ棺より ファイユウム出土 エジプト ローマ統治時代 1-3世紀 ロンドン ナショナル・ギャラリー
17a 馬 緑色大理石 中国 唐?(618-906年) ロンドン ヴィクトリア・アンド・アルバート美術館
17b 虎 金 シベリアまたは中国(漢) 前2世紀? ラザースタン・コレクション
18a 野牛 岩陰線刻画 石器時代(オーリニャック期) 前20,000年? フランス ラ・グレーズ
18b ブッシュマンの岩面彩画 ツィサブ峡道(南西アフリカ ブランドバーグ)
19 鹿  青銅 イベリア 前8世紀または7世紀 ロンドン 英国博物館
20 ティルマン・リーメンシュナイダー アダム(部分)石 1491-3年 ドイツ ヴュルツブルク マリア寺
21 木彫仮面 アフリカ象牙海岸
22 アメン・エム・ヘト三世頭部 黒曜石 エジプト 第12王朝(前1995-1790年)
23 人形土器 メキシコ タラスカン ヘンリー・ムーア・コレクション
24 トルソー 青銅 ギリシア 前500年ごろ フィレンツェ 考古学博物館
25 石像 イギリス 13世紀末 ウィンチェスター大寺
26 金華山織 ペルシア 17世紀初め ロンドン ヴィクトリア・アンド・アルバート美術館
27 カナの奇蹟 象牙浮彫 コプト期 6世紀 ロンドン ヴィクトリア・アンド・アルバート美術館
28 怪獣キミーラ 青銅 エルトリア 前5世紀 フィレンツェ 考古学博物館
29 牧杖の先端  象牙 イギリス 12世紀 オックスフォード アッシュモーリアン美術館
30 御告げ モザイコ細密画 ビザンティン 13-14世紀 ロンドン ヴィクトリア・アンド・アルバート美術館
31 アブラハムの犠牲 詩篇飾絵より イギリス 1175年ごろ グラスゴー ハンテリアン美術館
32 「ケルスの本」の初頭文字装飾 ケルト期 8世紀 ダブリン トリニティ大学
33 アゴスティーノ・ディ・ドゥッチオ 聖母子 大理石浮彫 イタリア 15世紀 ロンドン ヴィクトリア・アンド・アルバート美術館
34 ピエロ・デルラ・フランチェスカ キリスト笞刑 ウルビノ パラッツォ・ドゥカーレ
35 エル・グレコ 商人を神殿より逐うキリスト ろんどん・ナショナル・ギャラリー
36 ミケランジェロ キリスト埋葬 1495年ごろ ロンドン ナショナル・ギャラリー
37 リューベンス 死せるキリスト アンヴェール 王立美術館
38 ヤン・ファン・アイク 聖痕をうける聖フランシス フランドル派 1438年ごろ トリノ ピナコテーク
39 ヒエロニムス・ボッシュ 羊飼いの礼拝 ケルン ヴァルラフ・リヒャルツ美術館
40 ビサネルロ 馬の習作 素描 パリ ルーブル美術館
41 鮪 ガラス ヴェネツィア 17世紀 ロンドン ヴィクトリア・アンド・アルバート美術館
42 ロレンツォ・ベルニーニ ベーカー氏胸像 ロンドン ヴィクトリア・アンド・アルバート美術館
43 フランツ・アントン・ブステルリ 磁器人形 ニンフェンブルク 1760年ごろ ハンブルク 美術工芸博物館
44 クロード 人物のいる風景 ロンドン ナショナル・ギャラリー
45 アンリ・ルソー 蛇つかいの女 パリ ルーブル美術館
46 ジョン・コンスタブル 海辺 ボストン美術館
47 J・M・W・ターナー 吹雪・港口沖の蒸気船 1842年 ロンドン ナショナル・ギャラリー
48 ウィリアム・ブレーク 反逆の天使をめざます悪魔 水彩素描 1808年 ロンドン ヴィクトリア・アンド・アルバート美術館
49 ユージェーヌ・ドラクロア  嵐におどろく馬 ブダペスト 美術館
50 ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ 糸杉 ロンドン ナショナル・ギャラリー(ミルバンク)
51 ポール・セザンヌ ポントワーズのムーラン・ド・クールーブル1879-82年 ベルリン国民画廊
52 ポール・セザンヌ 本をもつ婦人 1900-4年ごろ 旧ヴォラール・コレクション
53 ピエール・オーギュスト・ルノワール 浴女 1881年
54 エドガー・ドガ 髪を梳く女たち 1875-6年ごろ
55 マックス・ベックマン 髪を梳く女 1928年
56 ポール・ゴーガン 母性 1896年ごろ ニューヨーク アドルフ・ルイゾーン・コレクション
57 マルク・シャガール たそがれ時 1938-43年 パリ 某氏蔵
58 アンリ・マティス モデルの休息 1916年 ワシントン フィリップス記念画廊
59 パウル・クレー 囀る機械 1922年 ニューヨーク 近代美術館
60 ジャック・リプシッツ バーバラ 青銅 1942年 ニューヨーク ブックホルツ・ギャラリー
61 バーバラ・ヘップワース 彩色木彫 1944年 アシュリー・ハヴィンデン・コレクション
62 パブロ・ピカソ 鏡を見る女 1932年 ニューヨーク 近代美術館
63 ヘンリー・ムーア 三人の立像 ダーリー・デール石 1947-8年 ロンドン州会
64 サルヴァドール・ダリ 風景-記憶の固執 1931年 ニューヨーク 近代美術館
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11頁 装飾金具 青銅  中央アジア? ラザースタン・コレクション
49頁 装飾金具 青銅 中央アジア(サルマート人?)前3-2世紀 ロンドン 英国博物館
183頁  茨のなかに裸足で踏みこむ「肉欲」 ブルデンティウスの「プシコマキア」の彩色写本より イギリス 11世紀 ロンドン 英国博物館

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奥付

著者略歴
(Herbert Read, 1893-1968)
イギリスの詩人、文学批評家、美術批評家。ヨークシャー州の農家に生まれた。青年時代、ブレイク、ブラウニンゲ、リルケらの影響を受けた詩人であったが、第一次大戦に出征し、帰還後ヴィクトリア・アンド・アルバート美術館勤務中、所蔵品の解説をしたことが動機で美術批評家としての活動を始める。彼の美学思想はフロイトの精神分析とくにユングの無意識学説の影響を最もふかく受けている。美術批評家としての彼の活動の範囲は広く、主著は文学批評もふくめて殆ど邦訳がある。その主なものは造型美術に関しては『今日の絵画』(新潮社,1953年)『インダストリアル・デザイン--芸術と産業』(1957)文学批評に関するものでは『散文論』(1958,1967)『文学批評論』(1958)『詩についての8章』(1956,以上みすず書房)などのほか『自伝』(法政大学出版局,1970)がある。

訳者略歴

滝口修造(たきぐち・しゅうぞう)1903年富山県に生まれる。1931年慶応義塾大学文学部英文科卒業。詩人・美術評論家。著書『近代芸術』(初版1938,新版・美術出版社,1962)『16の横顔・ボナールからアルプへ』(白揚社,1955)『点』(1963)『余白に書く』(1966)『画家の沈黙の部分』(1969,以上みすず書房)『寸秒夢』(思潮社,1975)。1979没。

ハーバート・リード
芸術の意味
滝口修造訳

1966年6月30日 第1刷発行
1980年7月10日 第16刷発行

発行者 北野民夫
発行所 株式会社みすず書房
本文印刷 精興社
扉・カバー印刷所 栗田印刷
口絵印刷所 半七印刷
製本所 鈴木製本所

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