2007年5月17日 (木)

『芸術の意味』(ハーバート・リード著・滝口修造訳/みすず書房)

『芸術の意味』(ハーバート・リード著・滝口修造訳/みすず書房)

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目次

I
1 芸術の定義……11
2 美感……12
3 美の定義……12
4 芸術と美の区別……13
5 直感としての芸術……14
6 古典的な理想……14
7 画一的でない芸術……15
8 芸術と美学……16
9 形態と表現……17
10 黄金分割……18
11 幾何学的調和の世界……19
12 歪曲……20
13 パターン……22
14 個人的な要素……23
15 パターンの定義……23
16 形態の定義……24
17 絵を見るとき何が起こるか……25
18 感情移入……25
19 感傷……26
20 形態の必要……27
21 内容……27
22 内容のない芸術・陶器……28
23 抽象芸術……29
24 ヒューマニスティックな芸術・肖像画……29
25 心理的な価値……32
26 芸術作品の諸要素……32
26 a線……34
26 b調子……36
26 c色彩……39
26 d形態……40
27 統一……45
28 構造上の素因……47

II

29  原始芸術……49
30 ブッシュマンの絵画……50
31 原始芸術の意義……53
32 有機的な芸術と幾何学的な芸術……53
33 有機的な原理と幾何学的な原理の混淆……55
34 芸術と宗教……56
35 芸術とヒューマニズム……58
36 農民芸術……59
37 国家的な芸術・エジプト……62
38 コプト芸術……63
39 ピラミッド……64
40 エジプト彫刻……65
40 a先コロンビア芸術……66
41 歴史的様式の起源……70
42 中国の芸術……70
43 ペルシアの芸術……75
44 ビザンティン芸術……78
44 aケルト芸術……80
45 キリスト教芸術への接近……82
46 物質的な力と非物質的な力……83
47 教会の影響……84
48 ゴシック芸術……85
49 イギリスの芸術……86
50 文芸復興期の芸術……86
51 イタリアの巨匠の素描……87
52 素描芸術……88
53 知的芸術……89
54 リアリズム……91
55 文字通りのリアリズムと描写的なリアリズム……92
56 自然主義……94
57 リューベンス……96
58 エル・グレコ……100
59 バロックとロココ……101
60 バロックの定義……103
61 ロココの定義……105
62 ロココ芸術の本質……106
63 風景画……108
64 イギリスの伝統……111
65 ゲーンズボロ……113
66 ブレーク……115
67 ターナー……121
68 芸術と自然……126
69 コンスタブル……128
70 ドラクロワ……129
71 印象派の画家たち……135
72 ルノアール……138
73 セザンヌ……140
74 ヴァン・ゴッホ……144
75 ゴーガン……147
76 アンリ・ルソー……149
77 パブロ・ピカソ……151
78 シャガール……154
79 民俗的な要因……154
80 抒情と象徴主義……155
80 a表現主義……156
81 パウル・クレー……161
81 aマックス・エルンスト……164
81 bサルヴァドール・ダリ……166
81 c近代彫刻……169
82 ヘンリー・ムーア……174
82 aバーバラ・ヘップウァース……178

III

83 芸術家の立場……183
84 トルストイの立場……183
85 トルストとウァーズウァース……184
86 別の立場--マティスの立場……184
87 伝達--感情と理解……186
88 芸術と社会……188
89 造形の意思……188
90 究極の価値……189
訳者のノート……190
人名索引

図版目次

1 青銅器 中国(周)前12-3世紀 ワシントン スミソーニアン・インスティテューション、フリーア美術館
2 鵞鳥にのるアフロディテ 白地に彩猫(キュリックス)ギリシア 前5世紀 ロンドン 英国博物館
3 海をわたるオリオン 青銅柄鏡 エルトリア 前500年ごろ ロンドン 英国博物館
4 聖餐杯 銀鍍金 イギリス 1350年ごろ ハムストール・リドウェア教会
5 壺 中国(宋)960-1279年 ロンドンヴィクトリア・アンド・アルバート美術館
6 オーセベールの船の木彫柱 ヴァイキング 800年ごろ オスロ 大学美術館
7 竜形の透彫硬玉 中国 周(前12-3世紀)ラザースタン・コレクション
8 象牙彫板 ヒスバノ・モレスク 10世紀末 ロンドン・ヴィクトリア・アンド・アルバート美術館
9 キリスト降架 象牙浮彫 スペイン 11世紀 ロンドン・ヴィクトリア・アンド・アルバート美術館
10 葛飾北斎 富嶽三十六景 神奈川沖浪裏 色彩木版画 ロンドン・ヴィクトリア・アンド・アルバート美術館
11 マックス・エルンスト 太陽と森 1926年
12 青年 大理石浮 イタリア 16世紀 ロンドン・ヴィクトリア・アンド・アルバート美術館
13 ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ 青年の肖像 ケルン ヴァルラフ・リヒャルツ美術館
14 レンブラント よきサマリア人  1648年 パリ ルーブル美術館
15 エル・グレコ 聖モーリスの改宗 1581-4年頃 スペイン エスコリアル僧院
16 肖像 ミイラ棺より ファイユウム出土 エジプト ローマ統治時代 1-3世紀 ロンドン ナショナル・ギャラリー
17a 馬 緑色大理石 中国 唐?(618-906年) ロンドン ヴィクトリア・アンド・アルバート美術館
17b 虎 金 シベリアまたは中国(漢) 前2世紀? ラザースタン・コレクション
18a 野牛 岩陰線刻画 石器時代(オーリニャック期) 前20,000年? フランス ラ・グレーズ
18b ブッシュマンの岩面彩画 ツィサブ峡道(南西アフリカ ブランドバーグ)
19 鹿  青銅 イベリア 前8世紀または7世紀 ロンドン 英国博物館
20 ティルマン・リーメンシュナイダー アダム(部分)石 1491-3年 ドイツ ヴュルツブルク マリア寺
21 木彫仮面 アフリカ象牙海岸
22 アメン・エム・ヘト三世頭部 黒曜石 エジプト 第12王朝(前1995-1790年)
23 人形土器 メキシコ タラスカン ヘンリー・ムーア・コレクション
24 トルソー 青銅 ギリシア 前500年ごろ フィレンツェ 考古学博物館
25 石像 イギリス 13世紀末 ウィンチェスター大寺
26 金華山織 ペルシア 17世紀初め ロンドン ヴィクトリア・アンド・アルバート美術館
27 カナの奇蹟 象牙浮彫 コプト期 6世紀 ロンドン ヴィクトリア・アンド・アルバート美術館
28 怪獣キミーラ 青銅 エルトリア 前5世紀 フィレンツェ 考古学博物館
29 牧杖の先端  象牙 イギリス 12世紀 オックスフォード アッシュモーリアン美術館
30 御告げ モザイコ細密画 ビザンティン 13-14世紀 ロンドン ヴィクトリア・アンド・アルバート美術館
31 アブラハムの犠牲 詩篇飾絵より イギリス 1175年ごろ グラスゴー ハンテリアン美術館
32 「ケルスの本」の初頭文字装飾 ケルト期 8世紀 ダブリン トリニティ大学
33 アゴスティーノ・ディ・ドゥッチオ 聖母子 大理石浮彫 イタリア 15世紀 ロンドン ヴィクトリア・アンド・アルバート美術館
34 ピエロ・デルラ・フランチェスカ キリスト笞刑 ウルビノ パラッツォ・ドゥカーレ
35 エル・グレコ 商人を神殿より逐うキリスト ろんどん・ナショナル・ギャラリー
36 ミケランジェロ キリスト埋葬 1495年ごろ ロンドン ナショナル・ギャラリー
37 リューベンス 死せるキリスト アンヴェール 王立美術館
38 ヤン・ファン・アイク 聖痕をうける聖フランシス フランドル派 1438年ごろ トリノ ピナコテーク
39 ヒエロニムス・ボッシュ 羊飼いの礼拝 ケルン ヴァルラフ・リヒャルツ美術館
40 ビサネルロ 馬の習作 素描 パリ ルーブル美術館
41 鮪 ガラス ヴェネツィア 17世紀 ロンドン ヴィクトリア・アンド・アルバート美術館
42 ロレンツォ・ベルニーニ ベーカー氏胸像 ロンドン ヴィクトリア・アンド・アルバート美術館
43 フランツ・アントン・ブステルリ 磁器人形 ニンフェンブルク 1760年ごろ ハンブルク 美術工芸博物館
44 クロード 人物のいる風景 ロンドン ナショナル・ギャラリー
45 アンリ・ルソー 蛇つかいの女 パリ ルーブル美術館
46 ジョン・コンスタブル 海辺 ボストン美術館
47 J・M・W・ターナー 吹雪・港口沖の蒸気船 1842年 ロンドン ナショナル・ギャラリー
48 ウィリアム・ブレーク 反逆の天使をめざます悪魔 水彩素描 1808年 ロンドン ヴィクトリア・アンド・アルバート美術館
49 ユージェーヌ・ドラクロア  嵐におどろく馬 ブダペスト 美術館
50 ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ 糸杉 ロンドン ナショナル・ギャラリー(ミルバンク)
51 ポール・セザンヌ ポントワーズのムーラン・ド・クールーブル1879-82年 ベルリン国民画廊
52 ポール・セザンヌ 本をもつ婦人 1900-4年ごろ 旧ヴォラール・コレクション
53 ピエール・オーギュスト・ルノワール 浴女 1881年
54 エドガー・ドガ 髪を梳く女たち 1875-6年ごろ
55 マックス・ベックマン 髪を梳く女 1928年
56 ポール・ゴーガン 母性 1896年ごろ ニューヨーク アドルフ・ルイゾーン・コレクション
57 マルク・シャガール たそがれ時 1938-43年 パリ 某氏蔵
58 アンリ・マティス モデルの休息 1916年 ワシントン フィリップス記念画廊
59 パウル・クレー 囀る機械 1922年 ニューヨーク 近代美術館
60 ジャック・リプシッツ バーバラ 青銅 1942年 ニューヨーク ブックホルツ・ギャラリー
61 バーバラ・ヘップワース 彩色木彫 1944年 アシュリー・ハヴィンデン・コレクション
62 パブロ・ピカソ 鏡を見る女 1932年 ニューヨーク 近代美術館
63 ヘンリー・ムーア 三人の立像 ダーリー・デール石 1947-8年 ロンドン州会
64 サルヴァドール・ダリ 風景-記憶の固執 1931年 ニューヨーク 近代美術館
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11頁 装飾金具 青銅  中央アジア? ラザースタン・コレクション
49頁 装飾金具 青銅 中央アジア(サルマート人?)前3-2世紀 ロンドン 英国博物館
183頁  茨のなかに裸足で踏みこむ「肉欲」 ブルデンティウスの「プシコマキア」の彩色写本より イギリス 11世紀 ロンドン 英国博物館

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奥付

著者略歴
(Herbert Read, 1893-1968)
イギリスの詩人、文学批評家、美術批評家。ヨークシャー州の農家に生まれた。青年時代、ブレイク、ブラウニンゲ、リルケらの影響を受けた詩人であったが、第一次大戦に出征し、帰還後ヴィクトリア・アンド・アルバート美術館勤務中、所蔵品の解説をしたことが動機で美術批評家としての活動を始める。彼の美学思想はフロイトの精神分析とくにユングの無意識学説の影響を最もふかく受けている。美術批評家としての彼の活動の範囲は広く、主著は文学批評もふくめて殆ど邦訳がある。その主なものは造型美術に関しては『今日の絵画』(新潮社,1953年)『インダストリアル・デザイン--芸術と産業』(1957)文学批評に関するものでは『散文論』(1958,1967)『文学批評論』(1958)『詩についての8章』(1956,以上みすず書房)などのほか『自伝』(法政大学出版局,1970)がある。

訳者略歴

滝口修造(たきぐち・しゅうぞう)1903年富山県に生まれる。1931年慶応義塾大学文学部英文科卒業。詩人・美術評論家。著書『近代芸術』(初版1938,新版・美術出版社,1962)『16の横顔・ボナールからアルプへ』(白揚社,1955)『点』(1963)『余白に書く』(1966)『画家の沈黙の部分』(1969,以上みすず書房)『寸秒夢』(思潮社,1975)。1979没。

ハーバート・リード
芸術の意味
滝口修造訳

1966年6月30日 第1刷発行
1980年7月10日 第16刷発行

発行者 北野民夫
発行所 株式会社みすず書房
本文印刷 精興社
扉・カバー印刷所 栗田印刷
口絵印刷所 半七印刷
製本所 鈴木製本所

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2007年4月16日 (月)

『奇想の図譜』(辻惟雄/ちくま学芸文庫)

『奇想の図譜』(辻惟雄/ちくま学芸文庫)

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目次

I 自在なる趣向

 北斎のワニザメ  9
 波の変幻  39
 浮世の眺め--船木家本「洛中洛外図」  70
 「からくり」のからくり  103

II アマチュアリズムの創造力

 若冲という「不思議の国」--「動植綵絵」をめぐって  125
 稚拙の迫力--白隠の禅画  155
 写楽は見つかるか?--ある架空の問答  193

III 「かざり」の奇想  231

  あとがき  295
  文庫版あとがき  298
  解説 イメージの源泉(池内紀)  300

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カバー折り返し

辻惟雄(つじ・のぶお)
1932年、名古屋生まれ。美術史研究家。東京大学大学院美術史博士課程中退。東京国立文化財研究所美術部技官、東北大学文学部教授、東京大学文学部教授、国立国際日本文化研究センター教授、千葉市美術館館長、多摩美術大学学長などを歴任。ユニークな視点で、従来あまり注目されてこなかった日本人の美意識、日本美術におけるエキセントリックな表現や「かざり」「アニミズム」などの遊びの精神の発掘を行なう。『奇想の系譜』(ちくま学芸文庫)、『日本美術の表情』(角川書店)、『「かざり」の日本文化』(角川書店)など著書多数。

カバーデザイン 神田昇和
カバー図案 「黒黄羅紗地御神火文様陣羽織」(部分、大坂城天守閣蔵)

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カバー裏

日本の美を貫くモチーフはなにか。『奇想の系譜』でセンセーションを巻き起こした当代一の美術史家が、縄文土器以来の歴史を渉猟しつつ、日本美術の独創的なおもしろさを掬いとり、その源泉を探る。をこ絵、絵巻、屏風絵から若冲、白隠、写楽、北斎の作品まで、そこに伏流する日本人の好奇心、奔放で闊達な「あそび」の精神、現世を金色の浄土に変化させる「かざり」への情熱を縦横に論じる。奇想から花開く鮮烈で不思議な美の世界へ読者をいざなう、刺激的な日本美術案内。図版多数。 解説 池内紀

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奥付

奇想の図譜きそうのずふ
二〇〇五年四月十日 第一刷発行

著者 辻惟雄(つじ・のぶお)
発行者 菊池明郎
発行所 株式会社筑摩書房
ISBN4-480-08909-8 C0171

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2006年8月16日 (水)

『奇想の系譜』(辻惟雄/ちくま学芸文庫)

『奇想の系譜』(辻惟雄/ちくま学芸文庫)

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目次

憂世と浮世---岩佐又兵衛……7
桃山の巨木の痙攣---狩野山雪……63
幻想の博物誌---伊藤若冲……95
狂気の里の仙人たち---曽我蕭白……129
鳥獣悪戯---長沢蘆雪……179
幕末怪猫変化---歌川国芳……209


あとがき……241
新版あとがき……245
文庫版あとがき……248
参考文献……250
図版一覧……257
年表……260
解説(服部幸雄)……262

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裏表紙

意表を突く構図、強烈な色、グロテスクなフォルム----近世絵画史において長く傍系とされてきた岩佐又兵衛、狩野山雪、伊藤若冲、曽我蕭白、長沢蘆雪、歌川国芳ら表現主義的傾向の画家たち。本書は、奇矯(エキセントリック)で幻想的(ファクタスティック)なイメージの表出を特徴とする彼らを「奇想」といとう言葉で定義して、<異端>ではなく<主流>の中での前衛と再評価する。刊行時、絵画史を書き換える画期的著作としてセンセーションを巻き起こし、若冲らの大規模な再評価の火付け役ともなった名著、待望の文庫化。大胆で斬新、度肝を抜かれる奇想画家の世界へようこそ! 図版多数。 解説 服部幸雄

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カバー折り返し

辻惟雄(つじ・のぶお)
1932年、名古屋市生まれ。美術史研究家。東京大学大学院美術史博士課程中退。東京国立文化財研究所美術部技官、東北大学文学部教授、東京大学文学部教授、国立国際日本文化研究センター教授、千葉市美術館館長、多摩美術大学学長などを歴任。ユニークな視点で、従来あまり注目されてこなかった日本人の美意識、日本美術におけるエキセントリックな表現や「かざり」「アニミズム」などの遊びの精神の発掘を行なう。『日本美術の表情』(角川書店)、『奇想の図譜』(平凡社)、『「かざり」の日本文化』(角川書店)など著書多数。

カバーデザイン 神田昇和
装画 曽我蕭白「雲竜図襖」(部分)

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奥付

奇想の系譜
二〇〇四年九月十日第一刷発行
二〇〇五年七月二十五日第三刷発行
著者 辻惟雄(つじ・のぶお)
発行者 菊池明郎
発行所  株式会社筑摩書房
装幀者 安野光雅
ISBN4-480-08877-6 C0171

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2005年8月11日 (木)

『水墨画と語らう』美術館へ行こう(島尾新/新潮社)

『水墨画と語らう』美術館へ行こう(島尾新/新潮社)

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目次

作品目録……2
水墨画の作品解説……4
水墨画の意味……128
水墨画雑感……160
美術館ガイド……200
索引……207

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作品目録

水墨の可能性
山水図 伝夏珪 東京国立博物館……4
芙蓉図 牧谿 大徳寺……6
豊干図 伝石恪 東京国立博物館……8
四睡図     東京国立博物館……10
○△□ 仙厓 出光美術館
坐禅蛙 仙厓      ……12

水墨になじむもの
鳶鴉図 与謝蕪村 北村美術館……14
竹鶏図 蘿窓 東京国立博物館……16
雪景山水図 梁楷 東京国立博物館……18
柴門新月図    藤田美術館……20
竹雀図 伝可翁 大和文華館……22
双鰻図 林十江 東京国立博物館……24
寒山図 霊彩 大東急記念文庫……26
漁村夕照図 牧谿 根津美術館……28
雲龍図 陳容 徳川美術館……30
瀑布図 円山応挙 萬野美術館……32
山水図 李唐 高桐院……34
夏景山水図 伝胡直夫 久遠寺……36
観音猿鶴図 牧谿 大徳寺……38

粗筆の人物画
布袋図 黙庵 MOA美術館……42
李白吟行図 梁楷 東京国立博物館……44
蘆葉達磨図    徳川美術館……46
達磨図 明兆 東福寺……48
慧可断臂図 雪舟 斉年寺……50

水墨のイリュージョニズム
寒林十汀図 伝董源 黒川古文化研究所……52
猿図 伝松毛 東京国立博物館……54
煙寺晩鐘図 牧谿 畠山記念館……56
月夜山水図 長澤蘆雪 頴川美術館……58

具象? 抽象?
冬景山水図 雪舟 東京国立博物館……60
山市青嵐図 玉燗 出光美術館……62
奇峯連聳図 浦上玉堂 出光美術館……64

表現のいろいろ
蝦蟇図 顔輝 知恩院……66
蝦蟇図 明兆 東福寺……66
蜀山図    静嘉堂文庫美術館……70
文字書文殊図 静嘉堂文庫美術館……72
躑躅図 尾形光琳 畠山美術館……74
牛図 宗達 頂妙寺……76
漁楽図 池大雅 京都国立美術館……78
新緑鸚鵡図 与謝蕪村 平木浮世絵美術館……80
林和靖図 曽我蕭白 三重県立美術館……82
渓山絶塵図 呉彬 橋本コレクション……86
胡山小景図 松谿 京都国立博物館……88
唐獅子図 狩野永徳 宮内庁三の丸尚蔵館……90
松林図 長谷川等伯 東京国立博物館……92
天橋立図 雪舟 京都国立博物館……96
西湖図 伝秋月 石川県立美術館……100
果蔬涅槃図 伊藤若冲 京都国立博物館……102
黒白図 長澤蘆雪 ブライスコレクション……104
乗興舟 伊藤若冲 千葉市美術館……108
梅に鴉図 雲谷等益 京都国立博物館……110
白梅図 呉春 逸翁美術館……110

絵の中の物語
自画像 雪村 大和文華館……114
維摩図 文清 大和文華館……116
王羲之書扇図 如拙 京都国立博物館……122
江天遠意図 伝周文 根津美術館……124
東雲篩雪図 浦上玉堂 川端康成記念館……126

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カバー折り返し

水墨画と語らう
水墨画のおもしろさは絵のどこにある? 数百年前の画家たちが墨と水と筆で画面に留めた森羅万象。そこに表現された世界の秘密を、現代的な視点から解きあかす。
カバー写真 与謝蕪村 鳶鴉(部分)北村美術館
(バック)長澤蘆雪 月夜山水図(部分) 頴川美術館

島尾 新(しまお・あらた)
1953年、東京都生まれ。東京大学大学院修士課程修了。現在、多摩美術大学教授。専門分野は室町時代の水墨画。現在は雪舟を中心画師たちの生活の実態について考えている。著書に『水墨画ーー能阿弥から狩野派へ』『絵は語る 瓢鮎図』『雪舟』などがある。

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奥付

美術館へ行こう
水墨画と語らう
発行 1997年11月10日
二刷 2002年5月10日
執筆者 島尾新

本文デザイン・装幀/アトリエ アウル
美術館ガイド執筆・見返し年表原案/加山里絵
写真協力/P.168『平安時代世俗画の研究』吉川弘文館
     P.183『続日本絵巻大成』中央公論社
     P.189『水墨美術体系』講談社

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裏表紙

『水墨画と語らう』収録作品所蔵美術館
石川県立美術館
逸翁美術館
出光美術館
頴川美術館
MOA美術館
岡山県立美術館
北村美術館
京都国立博物館
宮内庁三の丸尚蔵館
黒川古文化研究所
静嘉堂文庫美術館
大東急記念文庫
千葉市美術館
東京国立美術館
徳川美術館
根津美術館
畠山記念館
平木浮世絵美術館
藤田美術館
萬野美術館
三重県立美術館
大和文華館
(五十音順)

ISBN 4-10-601868-3
1800円+税
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2005年8月 3日 (水)

『水墨画発見』(山下裕二 編/平凡社)

『水墨画発見』(山下裕二 編/平凡社・別冊太陽 日本のこころ)

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目次

いま、ここにある水墨画……004
驚愕の水墨グラフィック……006
 曽我蕭白「風仙図」……006  白隠慧鶴「達磨像」……008
 雪舟等楊「山水図」……009  伝狩野正信「竹石白鶴図」……010
 可翁「竹雀図」……012  雪村周継「柳に鷺」……013
 霊彩「寒山図」……014  文清「維摩居士像」……015
 久隅守景「夕顔棚納涼図」……016  黙庵霊淵「四睡図」……017
 式部輝忠「巌樹遊猿図」……018  式部輝忠「四季山水図」……019
 俵屋宗達「犬図」……020  伊藤若冲「布袋唐子図」……021
 伊藤若冲「不喪神図」……021  伊藤若冲「石灯籠図」……022
 曽我蕭白「林和靖図」 ……023  長澤蘆雪「象と牛図」……024
 長澤蘆雪「群猿図」……024  良寅「文字書文殊図」……026
 伊藤若冲「野菜涅槃図」……027  林十江「双鰻図」……028
 長澤蘆雪「海浜奇勝図」……029  尾形光琳「竹梅図」……030
 仙厓義梵「老人六歌仙」……032  南天棒「雲水托鉢」……033

この人の絵を見よ 日本編……034
雪舟
 「山水長巻」……0034  「天橋立図」……042
 「秋冬山水図」……046  「四季花鳥図」……048
 「慧可断臂図」……051  「破墨山水図」……053
  この人1雪舟の生涯……055
雪村
 「龍虎図」……056  「花鳥図」……060
 「琴高群仙図」……064  「四季山水図」……066
 「野菜図」……068
  この人2雪村の生涯……069
等伯
 「松林図」……070  「松に鴉柳に白鷺図」……074
 「竹鶴図」……078   「竹林猿猴図」……078 
   「枯木猿猴図」……080  「山水図」……082
 「山水図」……085  「禅宗祖師図」……086
  この人3等伯の生涯……087
白隠
 「達磨像」……088  「達磨像」……089
 「隻履達磨像」……090  「一つ目達磨」……091
 「蛤蜊観音像」……092  「鼠師槌子図」……094
 「すたすた坊主」……096  「大燈国師像」……098
   「自画像」……100
  この人4白隠の生涯……101

この人の絵を見よ 中国編……102
牧谿
 「観音猿鶴図」……104 
 「瀟湘八景図<遠浦帰帆図/煙寺晩鐘図/
  漁村夕照図/平沙落雁図>」……108
 「蜆子和尚図」……112  「老子図」……113
 「芙蓉図」……116  「栗図」……118
 「柿図」……119
梁楷
 「出山釈迦図」……120  「雪景山水図」……122
 「六祖截竹図」……124  「李白吟行図」……125
郭煕
 「早春図」……128
范寛
 「谿山行旅図」……130
伝胡直夫、伝徽宋
 「夏景山水図」……132  「秋景山水図」……134

対談「水墨画の過去・現在・未来」島尾新×山下裕二……136
紙芝居と抽象絵画のハイブリッド 赤瀬川原平……144
「水墨画発見」関係水墨画家年表……146
掲載作品索引……148
別冊太陽バックナンバー……150
協力者一覧・次号案内・編集後記……152
■特別付録 雪村周継「呂洞賓図」

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奥付

別冊太陽 日本のこころ124号
2003年8月18日初版第一刷発行
編集人 湯原公浩
発行人下中美都
発行所 株式会社平凡社
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その他

ISBN 4-582-92124-8
2500円+税

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2005年7月31日 (日)

『文様の博物誌』(吉田光邦/同朋舎)

『文様の博物誌』(吉田光邦/同朋舎)

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□目次

文様史についての覚え書き
 イメージの底にあるもの……3
 芸術から文様へ……9
 デザインと文様と……14
 古代の紐……26
 中国的な美学……31
 叙情の論理……37
 華麗な文様の創造……42

東西文様の散策
 水……51
 スイレンとハス……63
 生命の木と世界樹……75
 文字……87
 風景……99
 唐草……110
 聖獣……122
 人面・人像……134
 円と渦巻……146
 果物……158
 抽象と具象……170
 形と色……181

あとがき

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□奥付

文様の博物誌
1985年3月25日初版印刷
1985年4月1日初版発行
著者 吉田光邦
ISBN : 4-8104-0436-6
2500円
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□帯
文様はメッセージの表現形態のひとつである。もしかすると、それは人間が最初に発見した情報手段であったのかも知れぬ。古代から人間はものをつくり、それにさまざまの文様を与えてきた。文様はわたしどもをつつむ世界、宇宙に連接してゆき、それを作り出した人びと、またそれを用いる人びとを包含する宇宙のひとつの緒口として生きている。(「あとがき」より抜粋)

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2005年3月 1日 (火)

『水墨画入門』(監修・山下裕二/淡交ムック)

『水墨画入門』(監修・山下裕二/淡交ムック)

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目次

水墨画入門
見る・味わう・愉しむ

ほんとうの水墨画入門のために 山下裕二……2

水墨画のエッセンス
きらめく才能・長澤蘆雪に注目……6
「海浜奇勝図」「象と牛図」「虎図」「降雪狗児図」
「寒山拾得図」「大原女図」「花鳥虫獣図」「群猿図」

ちょっと知って、もっと愉しむ……26
●日本の屏風は、なぜ六つ折りワンペアなんですか?
●サインとハンコは、ほんものニセモノの決め手になるんですか?
●難しそうな漢文には、どんなことが書いてあるんですか?
●よく見るこの中国人はだれなんですか?

「伝雪舟」ってだれ?
「四季花鳥図屏風」を徹底検証……38

あの絵を見に行こう
●等伯の屏風を拡げて、見た。
 出光美術館
  長谷川等伯「松に鴉、柳に白鷺図屏風」
   赤瀬川原平vs山下裕二……52
●お茶室で、琳派の水墨を堪能する。
 細見美術館
  酒井抱一「白蓮図」
  俵屋宗達「墨梅図」「双犬図」
   細見良行vs山下裕二……60
●雪舟「天橋立図」の謎にせまる。
 京都国立博物館
  雪舟「天橋立図」
   山本英男vs山下裕二……70

水墨画家・斉藤南北さんに教わる
どんな風に描くんですか……80

コレクションの極意、教えます
白隠さん入門は、今からでも遅くない。
温古堂・田中大三郎……90

学芸員が薦める「うちの宝」20
福島県立博物館 雪村「蔬果図」……104
栃木県立博物館 伝狩野元信「山水図屏風」……106
群馬県立近代美術館 伝蛇足「山水図」……108
千葉市美術館 曽我蕭白「虎渓三笑図」……110
板橋区立美術館 狩野尚信「大原御幸・富士見西行図屏風」……112
出光美術館 長谷川等伯「竹虎図屏風」……114
五島美術館 一休宗純「梅画賛」……116
静嘉堂文庫美術館 牧谿「羅漢図」……118
三井文庫 円山応挙「雪松図屏風」……120
神奈川県立歴史博物館 曽我二直庵
 「商山四晧・竹林七賢図屏風」……122
静岡県立美術館 狩野探幽「富士山図」……124
和泉市久保惣記念美術館 宮本武蔵「枯木鳴鵙図」……126
大阪市立美術館 燕文貴「江山楼観図」……128
正木美術館 伝如拙「墨梅図」……130
大和文華館 雪村「呂洞賓図」……132
岡山県立美術館 浦上玉堂「山澗読易図」……134
毛利博物館 雪舟「山水長巻」……136
山口県立美術館 雪舟「山水図巻」……138
福岡市美術館 仙崖「子孫繁昌図」……140
大分市美術館 多能村竹田「暗香疎影図」……142

索引がわりの画家プロフィール……100

2〜5頁背景図版
長澤蘆雪「群猿図」襖絵
兵庫大乗寺
(c) Photo Daijoji/digital file by DNPAC

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カバー折り返し

カバー表--長澤蘆雪「群猿図」襖絵 兵庫・大乗寺
カバー裏--長谷川等伯「松林図」屏風 東京国立博物館
表紙--林十江「鰻図」 東京国立博物館
見返し--長澤蘆雪「群猿図」屏風 和歌山・草堂寺

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奥付


監修 山下裕二

1958年、広島県呉市生まれ。東京大学大学院博士課程修了。日本美術史専攻。現在、明治学院大学文学部芸術学科教授。1996年、赤瀬川原平氏、南伸坊氏と日本美術応援団を結成、団長として日本美術の解放に努めている。著書に『室町絵画の残像』(中央公論美術出版)、『岡本太郎宣言』(平凡社)、『日本美術の二〇世紀』(晶文社)など。赤瀬川原平氏との共著に『日本美術応援団』(日経BP社)、『京都、オトナの修学旅行』(淡交社)、『雪舟応援団』『日本美術応援団・オトナの社会科見学』(ともに中央公論新社)などがある。

写真撮影
 鈴木直人 (p52〜59・80〜99)
 竹前 朗(p60〜79)

シリーズマーク 山岸義明

アートディレクション&デザイン 青柳幸永(Sludge)

編集協力一覧(敬称略)
和泉市久保惣記念美術館
板橋区立美術館
逸翁美術館
出光美術館
永青文庫
エツコ&ジョー・プライス・コレクション
大分市美術館
大阪市立美術館
岡山県立美術館
学研イメージネットワーク
神奈川県立歴史博物館
京都国立博物館
群馬県立近代美術館
高山寺
香雪美術館
五島美術館
斉年寺
サントリー美術館
静岡県美術館
聚光院
静嘉堂文庫美術館
草堂寺
大乗寺
千葉市美術館
DNPアーカイブ・コム
デンバー美術館
東京国立博物館
東京文化財研究所
東福寺
栃木県立博物館
日本経済新聞社
福岡市美術館
福島県立博物館
細見美術館
前田育徳会
正木美術館
益田市立雪舟の郷記念館
万寿寺
三重県立美術館
三井文庫
無量寺
メトロポリタン美術館
毛利博物館
山口県立美術館
大和文華館
和歌山県立博物館

●概刊本のお知らせ●

【美術書】
●「琳派を愉しむ 細見コレクションの名品を通して」細見美術館監修
 A4判160頁 本体2500円+税
 本書でもご紹介した細見美術館の、琳派コレクションのなかから、選りすぐりの名品役30点をオールカラーで掲載。琳派の入門書として最適です。

【読み物】
●「京都、オトナの修学旅行」
 赤瀬川原平・山下裕二著
 四六判 224頁 本体1600円+税
 おなじみ日本美術応援団のふたりが、二条城、京都御所、平等院など、修学旅行の定番を訪ね、日本美術を熱く語りあいます。

●増補「対極 桃山の美」倉沢行洋著
 A5判 256頁 本体24227円+税
 金碧と水墨、御殿と草庵…対極が調和併存した桃山時代の美意識を、書画、工芸、建築の分野にわたって読み解きます。

【趣味の本】
●淡交ムックゆうシリーズ 週末の手習い5
 「人気作家に学ぶ 日本画の愉しさ」
 大野俊明監修・指導AB判 112頁(カラー64頁)
 本体1900円+税
 岩絵具や墨、金銀泥を使った日本画の描き方を、絵手紙・色紙・短冊から風景や静物の作品作りまでていねいに指導。日本画が描きたくなった方に最適です。

淡交ムック
水墨画入門
見る・味わう・愉しむ

平成16年3月30日初版発行

監修 山下裕二
発行者 納屋嘉人
発行所 株式会社淡交社
印刷製本 日本写真印刷株式会社
ISBN4-473-02090-8

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