2007年7月12日 (木)

『意識と本質』(井筒俊彦/岩波書店)

『意識と本質 精神的東洋を索めて』(井筒俊彦/岩波書店)

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目次

意識と本質--東洋哲学の共時的構造化のために……1

本質直観--イスラーム哲学断章……331

禅における言語的意味の問題……367

対話と非対話--禅問答についての一考察……391

後記

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カバー折り返し

井筒俊彦略歴

1914年東京に生まれる。
1937年慶応義塾大学文学部卒業。
1968年まで慶応義塾大学文学部教授。
以後、マッギル大学(カナダ)教授、イラン王立哲学アカデミー教授を経て、現在は慶応義塾大学名誉教授、Institut International de Philosophie 会員。
著書に、『イスラーム思想史』『イスラーム生誕』『イスラーム哲学の原像』『イスラーム文化』『神秘哲学』『ロシヤ的人間』など。訳書に、『コーラン』『存在認識の道』『ルーミー語録』。
また欧文著作は、Language and Magic ;
Sufism and Taoism--The Comparative Study of the Key Philosohical Concepts ;
Toward a Philosopy of Zen Buddhism

など多数あり。

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奥付

意識と本質
一九八三年一月二十一日 第一刷発行
定価二八〇〇円
著者 井筒俊彦 いづつとしひこ
発行者 緑川亨
発行所 株式会社岩波書店
印刷・精興社 製本・牧製本

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2007年5月28日 (月)

『17歳のための世界と日本の見方』(松岡正剛/春秋社)

『17歳のための世界と日本の見方 セイゴオ先生の人間文化講義』(松岡正剛/春秋社)

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もくじ

第一講 人間と文化の大事な関係……3

「関係」は変化しやすい◎「編集」とは何か
「情報」を区切る◎聞こえない風鈴--文化感覚距離
ノックの文化、匂いの文化◎文化と差別◎七メートルの境界線
文化の柔らかいセンサー◎感覚のコミュニケーション◎生命は情報である
サルが立ったらヒトになる◎ヒアとゼアの世界
ネオテニーと成長◎発情期を失った人間
三つの脳の矛盾が文化を生んだ◎母型のちがいと文化のちがい

第二講 物語のしくみ・宗教のしくみ……61

物語と言語◎語り部の記憶◎物語の母型
英雄伝説の三段構造◎『スター・ウオーズ』大成功の秘密
宗教編集者の誕生◎ツァラトゥストラは、かく語った◎モーセと契約
ユダヤ教の光と闇◎アーリア人の大移動--東洋的宗教の誕生
カルマとジャイナ教◎ブッダの生涯◎ブッダの悟りと「縁起」
中国仏教の特徴◎「礼」と「仁」--儒教の考えかた
「無」に遊んだ老荘思想◎一神教と多神教◎「理性」と都市の文化
ヘレニズム文化による世界拡張

第三講 キリスト教の神の謎……135

生と死の問題◎イエス・キリストとは何か……謎・その1
ユダヤ教の歴史(復習です)◎死海文書は誰が作ったか……謎・その2
キリスト教を編集したパウロ◎それでは「神」とは何か……謎・その3
神学の編集作業……謎・その4◎アウグスティヌスの告白……謎・その5
「情報」をつなぐ修道院……謎・その6◎「受苦」と聖性……謎・その7
もう一つの流れ--イスラム教◎「悪」もキリスト教の産物……謎・その8
魔女というコントロール……謎・その9

第四講 日本について考えてみよう……199

日本らしさとは何か--「コード」と「モード」
日本の神話に戻ってみる◎イザナギとイザナミに始まる
日本神話からわかること◎国の歴史を編集する--神話と言語
カミとホトケの戦い◎とこの漢字、おんなの仮名文字
日本的感覚の編集--もののあはれ◎極楽への道すじ
旅する西行◎ 遊行のネットワーク◎「あはれ」から「あっぱれ」へ
親鸞の教えに学ぶ◎女人結界と悪人正機説◎連歌の影響力
禅の感覚と「引き算」の魅力◎夢幻と現実の境目で--幽玄の能

第五講 ヨーロッパと日本をつなげる……281

「異教の知」--ルネサンスの幕開け◎神秘のヘルメス思想
中世の夜明け◎「ゆがみ」と「ねじれ」の宇宙--バロック文化
二つの宇宙をもつ社会◎人間は“マクロとミクロ”を考える葦
サロン文化と〈負〉の方法◎禅宗から法華へ◎ルネサンスの利休
バロックの織部◎毎日が“ハレ”--悪場所の誕生
世界が町の中でも見えてくる◎文化とは“タラコスパゲッティ”

おわりに……357

イラストレーション 松岡正剛
扉写真 中道淳

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足し算の“文明”。引き算の“文化”。

「世界と日本の見方」卒業試験実施中!
設問に答えていただくともれなく、
単位修得証書(シリアルナンバー入り)をプレゼント。
さらに優秀賞としてセイゴオ先生のコメントと、
副賞をさしあげます(期間限定)。
2月上旬より弊社WEBにて試験開始!
くわしくはhttp://www.shunjusha.co.jpまで。

……なぜか日本人は仏教のことも、着物のことも、三味線のことも知らなくなってしまったのです。伊勢神宮や床の間や、連歌や国学や日本の数学者のこともあまりよくわかってはいません。それだけではなく、日米安保条約が何を足枷にどのくらい続くのか、中国がどんな現代史の中にいるのか、世界中のマグロがどういうふうにつながっているのか、そういうこともよくわからない。いったいこういうなかで、私たちは何を感じたり、考えたりすればいいのか……[本文より]

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奥付

松岡正剛(まつおか せいごう)
1944年、京都生まれ。早稲田大学出身。東京大学客員教授、帝塚山学院大学教授をへて、編集工学研究所所長、ISIS編集学校校長。情報文化と情報技術をつなぐ研究開発に多数携わる。日本文化研究の第一人者でもある。おもな著書に『日本流』『日本数寄』『知の編集工学』『遊学』『花鳥風月の科学』『フラジャイル』『空海の夢』『山水思想』『松岡正剛千夜千冊』(全七巻+特別巻)『日本という方法』ほか多数。
「松岡正剛の千夜千冊・遊蕩篇」更新中(http://www.isis.ne.jp/isis/)。

17歳のための
世界と日本の見方
セイゴオ先生の人間文化講義

2006年12月25日 第一刷発行

著者……松岡正剛
発行者……神田 明
発行所……株式会社 春秋社
装丁……美柑和俊
印刷所……萩原印刷株式会社

ISBN 4-393-33265-2

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2005年8月 1日 (月)

『出家とその弟子』(倉田百三/新潮文庫)

『出家とその弟子』(倉田百三/新潮文庫)

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□目次

序曲……5
 死ぬるもの
  ーーある日のまぼろしーー

第一幕
 第一場……15
  日野左衛門屋敷。
 第二場……31
  舞台一場と同じ。夜中。家の家には左衛門、お兼、松若三人枕を並べて寝ている。戸の外には親鸞石を枕に寝ている。良寛、慈円雪の上にて語りいる。

第二幕……55
 僧三人語りいる。

第三幕
 第一場……84
  遊女三人欄干にもたれて語りいる。
 第二条……102   親鸞親鸞寝床に入って僧二人と語っている。

第四幕
 第一場……119
  唯円一人、木の株に腰を掛けている。
 第二場……136
  浅香、村萩、隅野、花合せをしている。

第五幕
 第一場……156
  僧六人、仏壇の前に座して坂のお勤めの読経をしている。
 第二場……169
  僧三人、親鸞と語りいる。

第六幕
 第一場……188
  お利根とお須磨と園亭で手毬をついている。
 第二場……193
  親鸞上人病室。
 第三場……204
  舞台、第一場に同じ。
 第四場……208
  舞台、第二場に同じ。

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□奥付

昭和二十四年十一月十日発行
昭和四十二年六月二十日三十六刷改版
昭和五十四年五月十日五十四刷
定価220円
著者 倉田百三(くらたひゃくぞう)
発行者 佐藤亮一
発行所 株式会社新潮社

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□裏表紙

恋愛と性欲、それと宗教との相剋の問題についての親鸞とその息子善鸞、弟子の唯円の葛藤を軸に、親鸞の法語集「歎異抄」の教えを戯曲化した宗教文学の名作。本書には、青年がどうしても通らなければならない青春の一時期におけるあらゆる問題が、混淆したまま率直に示されており、発表後半世紀を経た今日でもその問題性は失われず、多くの青年に熱烈な感動を与え続けている。

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