2006年7月31日 (月)

『現代語訳風姿花伝』(世阿弥著・水野聡訳/PHP)

『現代語訳風姿花伝』(世阿弥著・水野聡訳/PHP)

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風姿花伝 目次

第一 年来稽古條々(ねんらいけいこのじょうじょう)  10

 七歳
 十二、三より
 十七、八より
 二十四、五
 三十四、五
 四十四、五
 五十有余

第二 物学條々(ものまねのじょうじょう)  21

 女
 老人
 直面
 物狂
 法師
 修羅
 神
 鬼
 唐事

第三 問答條々  36

 舞台の吉凶を占う
 序破急
 立合い勝負の手立て
 若手が名人に勝つ
 不得手な芸を学ぶ
 位
 文字に当たる風情
 しおれた境地
 能の花

第四 神儀に云わく  57

 神代起源説
 仏在所起源説
 秦河勝、始皇帝の再誕説
 平安時代の式能制定
 現在の神事への申楽奉納

第五 奥儀に讚歎して云わく  65

第六 花修に云わく  74

 作能論
 音曲・働き一心
 強い・幽玄、弱い・荒いの違い
 位が釣り合う
 技を磨くこと、能を知ること

第七 別紙口伝  87

 花、珍しい、面白い
 老い木に花の咲くごとく
 初心忘るべからず
 あらゆることに住せず
 秘すれば花なり
 男時・女時、因果の花を知る
 良い悪いとは、何をもって定めるのか
 守るべきを知る人のみがその家の人

作品案内
訳者あとがき
参考資料

装幀 芹澤秦偉

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秘すれば花なり--「日本の美」を深く探求した至高の芸術論。読みやすい新訳。

「花」とは「幽玄」とは
あらゆる表現ジャンルの根本、生きることの美を語る。

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奥付

〈訳者略歴〉
水野聡(みずの さとし)
1959年、神戸市生まれ。関西学院大学文学部日本文学科中退。(株)リクルート、エイボン・プロダクツ(株)、日本ゲートウェイ(株)他にて、宣伝部ライター、広告制作プロデューサーとして勤務。
2004年独立、能文社を設立。コピーライター、古典翻訳家。謡曲・仕舞、居合道に親しむ。
古典訳書に『強く生きる極意 五輪書』(PHPエディターズ・グループ)がある。

現代語訳
風姿花伝

2005年2月4日 第一版第一刷発行

著者 世阿弥
訳者 水野聡
発行者 江口克彦
発行所 PHPエディターズ・グループ
発行元 PHP研究所
ISBN4-569-64117-2

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2005年8月 2日 (火)

『初期万葉論』(白川静/中公文庫BIBLIO)

『初期万葉論』(白川静/中公文庫BIBLIO)

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目次

第一章 比較文学の方法……9
 一 古代歌謡の世界  二 発想と表現  三 人麻呂の位置

第二章 巻頭の歌……37
 一 巻頭歌の問題  二 草摘み歌の展開  三 巻頭歌の条件

第三章 呪歌の伝統……77
 一 安騎野の冬猟  二 遊猟と招魂  三 天皇霊の継承  四 安騎野冬猟歌の解釈

第四章 叙景歌の成立……127
 一 吉野讃歌  二 山川の祭祀  三 見れど飽かぬ  四 人麻呂と赤人  五 叙景歌の成立

第五章 挽歌の系譜……199
 一 最初の作歌者  二 天智挽歌  三 挽歌と相聞  四 短歌の展開

第六章 万葉の軌跡……249
 一 白鳳と天平の間  二 『人麻呂歌集』について  三 依羅と丹比  四 万葉歌の展開

あとがき……290

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カバー折り返し

万葉集の「見る」という語は、自然に対して干渉し、霊的な機能を呼び起こす語であった。人麻呂の解析を中心に、呪歌としての万葉歌、秘儀の方法としての歌の位置づけを明らかにする。

白川静(しらかわしずか)
1910(明治43)年福井県生まれ。立命館大学名誉教授、文字文化研究所所長。1943年立命館大学法文学部卒。1984年から1996年にかけて「字統」「字訓」「字通」の字書三部作を完成させる。主著に「説文新義」「文字逍遥」「甲骨文の世界」「金文の世界」「中国の神話」「中国の古代文学」「詩経」「初期万葉論」「後期万葉論」「回思九十年」など。他に「白川静著作集」(全12巻)がある。

カバーデザインEOS Co.,Ltd
Art Direction 吉田悟美一 Design 山影麻奈

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古代の招魂儀礼が歌を形作った

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奥付

初期万葉論
2002年9月15日初版印刷
2002年9月25日初版発行
著者 白川静 しらかわしずか
発行者 中村仁
発行所 中央公論新社
ISBN 4-12-204095-7

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