2007年7月30日 (月)

『神を待ちのぞむ』(シモーヌ・ヴェイユ/勁草書房)

『神を待ちのぞむ』(シモーヌ・ヴェイユ 田辺保・杉山毅訳/勁草書房)

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目次


刊行者のノート……3

手紙(一) 洗礼を前にしてのためらい……9

手紙(二) (同じ主題)……19

手紙(三) 出発について……27

手紙(四) 別れの手紙《精神的自叙伝》……31

手紙(五) ……62

手紙(六) 最後の思想……67

神への愛のために学業を善用することについての省察……85

神への愛と不幸……101

神への暗黙的な愛の種々相……128
 隣人愛130/世界の秩序への愛156/宗教的な勤めへの愛187
 /友愛212/暗黙の愛と明白な愛223

「主の祈り」について……232

ノアの三人の息子と地中海文明の歴史……248

補遺……262

注……266

訳者あとがき……田辺保277

装幀/谷正克(デザインG・P)

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愛と宗教へのたえざる志向の努力--
深い直観と厳しい内省に貫かれた求道
の姿は現代人の意識に衝撃を与える。

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カバー折り返し

装幀デザイン:アド工房

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奥付

訳者紹介

田辺保
1930年 生まれ
1959年 京大大学院博士課程修了、フランス文学専攻
現在 岡山大学・大阪市立大学名誉教授
著書 『シモーヌ・ヴェイユ』(講談社)
   『パスカルの世界像』(勁草書房)
   『純粋さのきわみの死』(北洋社)他
訳書 パスカル『パンセ』(新教出版社、角川書店)
   S・ヴェイユ『ロンドン論集とさいごの手紙』(勁草書房)
   ペラン、ティボン『回想のシモーヌ・ヴェイユ』(朝日出版社)
   S・ヴェイユ『超自然的認識』(勁草書房)他

杉山毅
1931年 生まれ
1957年 京大大学院修士課程修了、フランス文学専攻
現在 広島大学名誉教授
著書 『緑の中の廃虚』(渓水社)
    S・ヴェイユ『ロンドン論集とさいごの手紙』(共訳、勁草書房)
   サン=テグジュベリ著作集5『手帖』(みすず書房)
   ガブリエル・リュシェ『愛と死の手紙』(二見書房)他

神を待ちのぞむ
1967年10月15日 第1版第1刷発行
1987年 6月20日 新装版第1刷発行
2005年10月20日  新装版第6刷発行

著者 S・ヴェイユ 
訳者 田辺保/杉山毅 たなべたもつ すぎ゛やまつよし
発行者 井村寿人
発行所 株式会社勁草書房
ISBN 4-326-15064-5

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2007年7月12日 (木)

『意識と本質』(井筒俊彦/岩波書店)

『意識と本質 精神的東洋を索めて』(井筒俊彦/岩波書店)

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目次

意識と本質--東洋哲学の共時的構造化のために……1

本質直観--イスラーム哲学断章……331

禅における言語的意味の問題……367

対話と非対話--禅問答についての一考察……391

後記

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カバー折り返し

井筒俊彦略歴

1914年東京に生まれる。
1937年慶応義塾大学文学部卒業。
1968年まで慶応義塾大学文学部教授。
以後、マッギル大学(カナダ)教授、イラン王立哲学アカデミー教授を経て、現在は慶応義塾大学名誉教授、Institut International de Philosophie 会員。
著書に、『イスラーム思想史』『イスラーム生誕』『イスラーム哲学の原像』『イスラーム文化』『神秘哲学』『ロシヤ的人間』など。訳書に、『コーラン』『存在認識の道』『ルーミー語録』。
また欧文著作は、Language and Magic ;
Sufism and Taoism--The Comparative Study of the Key Philosohical Concepts ;
Toward a Philosopy of Zen Buddhism

など多数あり。

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奥付

意識と本質
一九八三年一月二十一日 第一刷発行
定価二八〇〇円
著者 井筒俊彦 いづつとしひこ
発行者 緑川亨
発行所 株式会社岩波書店
印刷・精興社 製本・牧製本

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2007年5月28日 (月)

『17歳のための世界と日本の見方』(松岡正剛/春秋社)

『17歳のための世界と日本の見方 セイゴオ先生の人間文化講義』(松岡正剛/春秋社)

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もくじ

第一講 人間と文化の大事な関係……3

「関係」は変化しやすい◎「編集」とは何か
「情報」を区切る◎聞こえない風鈴--文化感覚距離
ノックの文化、匂いの文化◎文化と差別◎七メートルの境界線
文化の柔らかいセンサー◎感覚のコミュニケーション◎生命は情報である
サルが立ったらヒトになる◎ヒアとゼアの世界
ネオテニーと成長◎発情期を失った人間
三つの脳の矛盾が文化を生んだ◎母型のちがいと文化のちがい

第二講 物語のしくみ・宗教のしくみ……61

物語と言語◎語り部の記憶◎物語の母型
英雄伝説の三段構造◎『スター・ウオーズ』大成功の秘密
宗教編集者の誕生◎ツァラトゥストラは、かく語った◎モーセと契約
ユダヤ教の光と闇◎アーリア人の大移動--東洋的宗教の誕生
カルマとジャイナ教◎ブッダの生涯◎ブッダの悟りと「縁起」
中国仏教の特徴◎「礼」と「仁」--儒教の考えかた
「無」に遊んだ老荘思想◎一神教と多神教◎「理性」と都市の文化
ヘレニズム文化による世界拡張

第三講 キリスト教の神の謎……135

生と死の問題◎イエス・キリストとは何か……謎・その1
ユダヤ教の歴史(復習です)◎死海文書は誰が作ったか……謎・その2
キリスト教を編集したパウロ◎それでは「神」とは何か……謎・その3
神学の編集作業……謎・その4◎アウグスティヌスの告白……謎・その5
「情報」をつなぐ修道院……謎・その6◎「受苦」と聖性……謎・その7
もう一つの流れ--イスラム教◎「悪」もキリスト教の産物……謎・その8
魔女というコントロール……謎・その9

第四講 日本について考えてみよう……199

日本らしさとは何か--「コード」と「モード」
日本の神話に戻ってみる◎イザナギとイザナミに始まる
日本神話からわかること◎国の歴史を編集する--神話と言語
カミとホトケの戦い◎とこの漢字、おんなの仮名文字
日本的感覚の編集--もののあはれ◎極楽への道すじ
旅する西行◎ 遊行のネットワーク◎「あはれ」から「あっぱれ」へ
親鸞の教えに学ぶ◎女人結界と悪人正機説◎連歌の影響力
禅の感覚と「引き算」の魅力◎夢幻と現実の境目で--幽玄の能

第五講 ヨーロッパと日本をつなげる……281

「異教の知」--ルネサンスの幕開け◎神秘のヘルメス思想
中世の夜明け◎「ゆがみ」と「ねじれ」の宇宙--バロック文化
二つの宇宙をもつ社会◎人間は“マクロとミクロ”を考える葦
サロン文化と〈負〉の方法◎禅宗から法華へ◎ルネサンスの利休
バロックの織部◎毎日が“ハレ”--悪場所の誕生
世界が町の中でも見えてくる◎文化とは“タラコスパゲッティ”

おわりに……357

イラストレーション 松岡正剛
扉写真 中道淳

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足し算の“文明”。引き算の“文化”。

「世界と日本の見方」卒業試験実施中!
設問に答えていただくともれなく、
単位修得証書(シリアルナンバー入り)をプレゼント。
さらに優秀賞としてセイゴオ先生のコメントと、
副賞をさしあげます(期間限定)。
2月上旬より弊社WEBにて試験開始!
くわしくはhttp://www.shunjusha.co.jpまで。

……なぜか日本人は仏教のことも、着物のことも、三味線のことも知らなくなってしまったのです。伊勢神宮や床の間や、連歌や国学や日本の数学者のこともあまりよくわかってはいません。それだけではなく、日米安保条約が何を足枷にどのくらい続くのか、中国がどんな現代史の中にいるのか、世界中のマグロがどういうふうにつながっているのか、そういうこともよくわからない。いったいこういうなかで、私たちは何を感じたり、考えたりすればいいのか……[本文より]

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奥付

松岡正剛(まつおか せいごう)
1944年、京都生まれ。早稲田大学出身。東京大学客員教授、帝塚山学院大学教授をへて、編集工学研究所所長、ISIS編集学校校長。情報文化と情報技術をつなぐ研究開発に多数携わる。日本文化研究の第一人者でもある。おもな著書に『日本流』『日本数寄』『知の編集工学』『遊学』『花鳥風月の科学』『フラジャイル』『空海の夢』『山水思想』『松岡正剛千夜千冊』(全七巻+特別巻)『日本という方法』ほか多数。
「松岡正剛の千夜千冊・遊蕩篇」更新中(http://www.isis.ne.jp/isis/)。

17歳のための
世界と日本の見方
セイゴオ先生の人間文化講義

2006年12月25日 第一刷発行

著者……松岡正剛
発行者……神田 明
発行所……株式会社 春秋社
装丁……美柑和俊
印刷所……萩原印刷株式会社

ISBN 4-393-33265-2

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2007年5月 1日 (火)

『重力と恩寵』(シモーヌ・ヴェイユ/ちくま学芸文庫)

『重力と恩寵』(シモーヌ・ヴェイユ/ちくま学芸文庫)

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目次

重力と恩寵……9
真空と補償作用……15
真空を受け入れること……24
執着から離れること……27
充たすものとしての想像力……35
時間を捨て去ること……39
対象なしに望むこと……43
〈われ〉……49
脱創造……59
消え去ること……72
必然と服従……77
幻想……90
偶像礼拝……104
愛……106
悪……117
不幸……135
暴力……144
十字架……147
秤と梃子……156
不可能なもの……160
矛盾……166
必然なものと善とのへだたり……175
偶然……179
愛すべきものは不在である……182
清めるものとしての無神論……189
注意と意思……192
訓練……203
知性と恩寵……210
読み……218
ギュゲスの指環……223
宇宙の意味……227
中間的なもの……236
美……241
代数……249
社会的烙印を…… ……253
大怪獣……259
イスラエル……270
社会の調和……278
労働の神秘……290

解題 ギュスターブ・ティボン……297
訳者あとがき……353
ちくま学芸文庫版訳者あとがき……367
年譜……371
参考文献……379

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裏表紙

「重力」に似たものから、どうして免れればよいのか? --ただ「恩寵」によって、である。「恩寵は満たすものである。だが、恩寵をむかえ入れる真空のあるところにしかはいって行けない」「そのまえに、すべてをもぎ取られることが必要である。何かしら絶望的なことが生じなければならない」。真空状態にまで、すべてをはぎ取られて神を待つ。苛烈な自己無化への意思に貫かれた独自の思索と自らに妥協をゆるさぬ実践行為で知られる著者が、1940年から42年、大戦下に流浪の地マルセイユで書きとめた断想集。死後、ノート(カイエ)の形で残されていた思索群を、G・ティボンが編集して世に問い、大反響を巻き起こしたヴェイユの処女作品集。

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カバー折り返し

シモーヌ・ヴェイユ
(Simone Weil)

1909-43年。フランスの実存的思想家。ユダヤ系医師の家庭に生まれる。高等師範学校卒業後、高等中学校の哲学教師となる。1934年から1年間アルトストム、ルノー等の工場で労働、スペイン内戦では人民戦線側について戦う。38年、ソレム修道院で「キリストの受難」の思想を学びとる。40年のパリ陥落後、マルセイユでペラン神父、ティボンと親交。42年、アメリカに亡命したが、自由フランス政府で働くべくロンドンに渡り、客死。著書に『神を待ちのぞむ』『根をもつこと』などがある。

田辺保(たなべ・たもつ)
1930年生まれ。現在、神戸海星女子学院大学教授。専攻、フランス文学。

カバーデザイン 渡辺千尋

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奥付

重力と恩寵
一九九五年十二月七日第一刷発行
一九九七年五月二十日第三刷発行

著者 シモーヌ・ヴェイユ
訳者 田辺保(たなべ・たもつ)
発行者 柏原成光
発行所 株式会社筑摩書房
ISBN 4-480-08242-5 C0110

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