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2008年1月14日 (月)

嘯く


嘯く


 八日付○×新聞夕刊の記事によれば、
「敵を根こそぎにするのだ」
 と宣言して某国の科学者が開発した反重力爆弾は、メガロポリスを根こそぎ三十メートル浮上させるはずだった。が、実験の結果、地下鉄の排気口から吹く風がスカートを持ち上げる程度の力しかないことがわかった。
 風もないのに突然、スカートがまくれてしまって、女たちはさぞや迷惑したことだろう。


作者:不狼児

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コメント

大きな道具立てをもってして、
日常の馬鹿話に収束させる、
くすりとした笑いが気持ちいいです。
タカスギさんの評に
反するかもしれませんけど、
個人的には大きな道具立ての部分を、
もっといかめしくぶちあげても
その落差がおもしろかったかもと思います。

たなかさん評に同感!
といいながら一方で、敢えて大きな道具立てをぶち上げない「慎ましやかさ」が不狼児さんらしさでもあるような。そこから醸し出される「生真面目さ」加減が味わいを増している面もあると思います。こういう作品は好きですねえ、癖になります。

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