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2011年5月

2011年5月29日 (日)

日帰り勝沼ぶどう郷

  勝沼へ遊びに行きました。駅に着くなりタクシーに乗って勝沼醸造のワイナリーへ。甲州種のぶどうに焦点を絞って飲み比べました。おなじぶどう品種でも製法はもちろん、生産者や畑によってさえ味が大きく異なり、おもしろい。試飲は500円だけど、良質なワインを飲めるし、かなり酔っ払えるのでおすすめです。飲み過ぎるとテイスティングとしてはどうかと思いますが。
  ふらふらとした足取りで、予約してあったレストラン風へ。和牛ローストビーフのコースをお願いしたのだが、なんと、本日ローストビーフの注文はぼくらが初めてということで、あこがれの切り落とし部分をサービスでいただいた! 松本楽志の結婚式以来の快挙です。ここのローストビーフはふたつの部位が楽しめる上に、味が特別に濃厚なので100gでもかなり満足感があります。たいていの人は増量なしでも十分だと思います。
  しこたま食べて酔っぱらった足でまた勝沼醸造のワイナリーに戻りました。先ほど料金を払ったということで、何事もなかったかのように、今度はベリーA種のワインを飲み比べ。仕上げには高級なピッパもお代わりでいただいてしまってすみません。そんなわけで一升瓶を含むワインを6本ほど購入しました。たまたまごいっしょした常連さんには、ヤングコーンをいただきました。ありがとうございます。
  タクシーでぶどうの丘に移動して、温泉、天空の湯へ入湯。酔っぱらっての入浴は体に良くないので、よい子は真似しないでくださいね。

2011年5月23日 (月)

アニマ・ソラリスの著者インタビュー

  SFウェブマガジンの老舗Anima Solarisで、『超短編の世界vol.3』の著者インタビューを掲載していただきました。松本楽志・たなかなつみ・タカスギシンタロによる超短編トークの行方やいかに? インタビュー記事はこちら

2011年5月18日 (水)

投票よろしくお願いいたします。

  RO69JACKにてスクラムシロップへの投票が行なわれております。優勝アーティストはROCK IN JAPAN FESTIVAL 2011へ出場ができるのだ。今回出品の「花の種」という楽曲は、『超短編の世界vol.3』にも収録されたタカスギシンタロの同名の一行超短編が元となっているものです。
  そんなわけでこんなわけで。スクラムシロップが売れる→シンタロが儲かる→超短編ばんざいというすばらしい構図になっております。その意味でも、そしてそれとはまた別の意味でも、スクラムシロップへの投票よろしくお願いいたします。

スクラムシロップ「花の種」の試聴と投票ページはこちら
5月19日(木)23:59がしめ切りです。急いで!
        ↑
    時間が少し延びました。

2011年5月17日 (火)

超短編マッチ箱beco cafe 出張編

  超短編マッチ箱 beco cafe 出張編のイベントが行なわれました。おかげさまで満員御礼の盛況となりました。ご来場のみなさま、どうもありがとうございます。超短編作品をすれば入場料が100円引きとなるという、beco店主の粋な計らいにより、思ったよりたくさんの超短編作品も集まりました。
  第一部は松本楽志、タカスギシンタロにコメンテーターのリキさんを加えての超短編トーク。おおむね、資料となる冊子をもとに話を進めました。以下は当日配ったペーパーの目次です。

・なぜ500文字?……スマートフォンの最大表示文字数は、おおむね500文字!

・超短編は長いか短いか?……リキさん作成の資料をもとに、長さ別文学ジャンルの解説。『超短編の世界vol.3』収録の最短超短編は森山東さんの「くちづけ」(本文3文字)。最長は柴田友美さんの「PEN」でおおよそ840文字。

・一行超短編……まるで俳句や短歌のように一行の超短編もある。違いはタイトルがあること。

・500文字と800文字の違い……東雅夫さんの「伸縮怪談2008」を参考に、作品の文字数が超短編の内容に与える影響について。

・超短編でタイマンバトル……500文字の心臓で行なわれたトーナメントについて。タカスギシンタロvs松本楽志。

・だまし絵超短編……楽志作「カメラオブスキュラ」に隠された秘密の言葉。

・超短編の書き方……作品募集用の見本作品「両国駅にて」を例に、超短編完成までの思考をたどる。

・超短編関連書籍……推薦超短編本の紹介。ちなみに入所困難により冊子には掲載しませんでしたが、リキさんの推薦本を以下に追加しておきます。「物語集(歌集)」(石川美南)「動詞(詩集)」(高橋睦郎)「世界の構造(詩集)」(粕谷栄市)。

  第二部はお持ちいただいた超短編作品の中から優秀作品をセレクト。こんなことが出来るのも超短編ならではの文学あそびだと思います。以下は受賞作品。はからずもbeco cafe 店主の作品が大賞に……。

大賞(二編)
無題』倉田タカシ
第○次』becoわたなべ

みねぎし賞
親子』みねぎし

空虹賞
言われなくてもそうするさ』空虹桜

  ぼくが倉田タカシさんの『無題』とみねぎしの『親子』を朗読。楽志がbecoわたなべさんの『第○次』と空虹さんの『言われなくてもそうするさ』を朗読しました。賞品として倉田さんには『超短編SENGEN』(本間祐)、becoわたなべさんには『超短編の世界vol.1』、みねぎしには赤井都さん制作による超短編掛け軸。空虹さんには『超短編マッチ箱「朧」』の幻の特装版が、それぞれ送られました。
  受賞作以外の作品にも力作が多く、中にはその場で書かれた人もいました。どれもすごくクオリティが高くて驚きました。もっと賞を用意すれば良かった。

  そんなこんなでイベントは無事終了。みなさまどうもありがとうございました。今度は選者による選に加えて、参加者による互選もできるようなイベントができればいいなと考えております。機会がありましたらまたよろしくお願いいたします。
 
 当日の様子→ベコカフェ店長雑録


『無題』倉田タカシ

『無題』
      倉田タカシ

牛の顔をもつ牛が、生まれたという。
報せはかつてない速さで村を駆けめぐり、知らされた村長もかつてない速さで村道を駆けた。
「頭と体がおなじ種類……ありえんことだ……あってはならぬ……」
息を切らす村長のトサカがはげしく揺れる。
騒々しく鳴きながら後を追うのは魚の頭をもつ猫だ。
到着し、それを目にした村長のくちばしがポカンと開いた。
まちがいなく牛の体に牛の頭、だがその頭は石だったのだ。
「頭が無生物……新しい……」
大異変以前にもそんな生き物はいたはずがない。
「頭部と体で素材が異なるので、多様性が保証されているのでしょう」
助役の魚猫がそう述べ、鶏豚である村長は釈然としない表情で頷いた。
牛牛は草を主食にしたが、石の頭だけがどんどん育つ。
見上げるほどの大きさになって、樹木をどんどん
食い荒らすようになる。
「これは致命的なバグだ!」
村長の気付きは時おそく、
村の生態系はみるみる破壊されてゆくのだった…
以上が、私の会社を襲った悲劇を
わかりやすい喩え話で説明したものです。
そうしめくくる相手の頭部は木でできており、
私は釈然としない表情で頷いた。


(超短編マッチ箱 beco cafe 出張編・大賞受賞作品)

『第○次』beco わたなべ

『第○次』
       beco わたなべ


ブイヨンとポードアンとレイモンは東の国の王様にいわれて、南へゆっくりと旅をはじめた。王様の国を超えて、いまだ見たことのない大きな河を渡ってひと休みした。岩や砂しかないのに、その山は大きく寒そうだったので3人は山を左回りにまわって進むことにした。

山を過ぎると一頭の牛がやってきて、「ポードアンはこの土地の王様になりなさい」といったので、陽気な弟ポードアンは2人に別れをつげて、そこで王様になった。

北と南の真ん中にある大きな壁に囲まれた町の宿で、2人は休んだ。宿に一頭の牛を連れたボヘモンドとタンクレッドの2人が来て、牛が「老いたレイモンと北のボヘモンドのどちらかがこの町の王になる」といったので2人は争い、敗れたレイモンは恥ずかしくなって東へ逃げた。

東の国の王様にいわれた町では、牛にいわれて移り住んだ南の国の人たちが、町で生まれた農夫を困らせていた。そこで肩の広いブイヨンは農夫とともに南の国の人を追い出して、町の王様になった。
次の日、ブイヨンが病で死んだので、陽気な弟のポードアンがその国の王様になった。


(超短編マッチ箱 beco cafe 出張編・大賞受賞作品)

『言われなくてもそうするさ』(空虹桜)

『言われなくてもそうするさ』
              空虹桜


 思い出したくもないことを思い出して、溜め息を吐く。
「じゃ〜ん! モノトーンでまとめてみました」
「似合ってるよ。可愛い」
 いつもそう。溜め息の数は4回で、吸い込んだ幸せの分を調整してるのだと思う。
「クッパとかアギラが好きぃ」
「怪獣か!」
 思い出す度、フレーズとか仕草とか匂いとか、場面は断片化されて、細部はボヤけていく。
「もぉ!」
「牛じゃないんだから」
 忘れるんじゃなく、栄養として吸収する。愛した過去を否定しても仕方ないから。
 あと1回。思い出す。


(超短編マッチ箱 beco cafe 出張編・空虹賞受賞作品)

『親子』峯岸可弥

『親子』
            峯岸可弥


 全身が毛で覆われた赤子が産まれる。体重は20kg程である。母はその生まれた子供に牛乳だけを飲ませる。赤子は成長するに従って角が生える。排泄をしても紙などで拭いたりする事がないので肛門の周辺に蝿が集る。そうした時は親子ともども尻尾でその蝿を追い払う。

(超短編マッチ箱 beco cafe 出張編・みねぎし賞受賞作品)

2011年5月14日 (土)

本日はイベントなり

  本日はbeco cafe のイベント日です。この記事を書いている時点でまだ数名分空きがあるみたいなので、来れそうな人はご予約をお勧めいたします。小さなお店なので、飛び込みだと立ち見になってしまう可能性も……。イベント詳細はコチラ
  せっかくなのでこんな冊子を作ってみました。ご来場のみなさまにお配りします。超短編マッチ箱サイズです。また、会場では『片影三号』も販売されます。松本楽志の超短編のコラムとリキさんの星新一論は必読!
  それではbeco cafe でお会いしましょう。せっかくだから何か超短編(っぽいもので可)を書いてきてくださいね!

2011年5月 4日 (水)

アレクセイと泉

  『超短編の世界』の出版社、創英社が映画「アレクセイと泉」の上映会を開催するそうです。本橋成一監督の講演会もあるようなので、ぜひ。以下は上映会の情報です。

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上映会のご案内
「アレクセイと泉」
本橋成一監督作品

本橋成一の映像と坂本龍一の音楽が響き合う「いのちの水」を主題としたドキュメンタリー。1986年に起こったチェルノブイリ原発事故で被災した小さな村で「命の泉」とともに生きる人々の物語。この村の土壌からも、農産物からも放射能が検出されるのですが、不思議なことに、「泉」からは検出されていません。水の惑星、地球の強い意志のようにこんこんと湧く「泉」は、私たちに本当の豊かさとは何かを語りかけます。
人間は同じ過ちを繰り返します。核についてこれからどのようにしていくべきなのか、たくさんの方に考えていただくきっかけになればとても嬉しく思います。当日は、本橋成一監督の講演会も予定しております。ぜひ、この機会にご覧ください。

●6月4日(土)
(1)開場:13時/上映:13時30分より
*本橋成一監督講演会:15時30分より(予定)
(2)開場:17時30分/上映:18時より(2)は本橋監督の講演はございません)

会費:(1)1500円 (2)1000円(いずれもパンフレット付の会費です)
*パンフレット【A4変型/オールカラー/44ページ/解説(田口ランディ、佐藤忠男ほか)を始め、本橋成一×坂本龍一対談など。『アレクセイと泉』カラー版写真集といってもいい充実した内容】
会場:国立市商業協同組合2F・さくらホール(大ホール)/JR国立駅より徒歩3分程度。

●お申込み方法
参加の申込みは以下の方法でお願いします。
◎メールにて申込み(先着順)
deskあっ、とまあくsoeisya.co.jp 件名:「上映会参加希望」と明記ください。
↑「あっ、とまあく」を@に変えて送信してください。

●参加を希望される回と人数、ご連絡先(お名前、携帯電話番号、メールアドレス)を明記の上、お申込みください。

※定員になった時点で受付を締め切らせていただきます(会場の都合で60人から70人が定員になります)。会費は、当日受付にて申し受けます。
なお、収益の一部を東日本大震災への義援金として被災地へ寄付させていただく予定です。義援金については、後日、弊社のウェブサイトにてご報告いたします。

主催:株式会社創英社・出版事業部

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2011年5月 3日 (火)

予約のススメ

  ところで。5/14(土)に開催されるイベント「超短編マッチ箱becocafe出張篇」のご予約はお済みでしょうか。狭い店なので当日いきなりのご来店だと、入れない可能性もございます。事前のご予約をお勧めします。ちなみにみねぎしも超短編初心者ということなので、それはそれとしてそういうわけで、そういった意味でも、それとはまた別の意味でも、よろしくお願いいたします。

2011年5月 2日 (月)

RO69JACKにまいた花の種

  RO69JACKでスクラムシロップが1次選考を突破しました。おめでとうございます。このコンテストで優勝すればROCK IN JAPAN FESTIVAL 2011に出場できるのだ。今回の曲は『花の種』。なんとタカスギシンタロ作詞の曲ではありませんか。
  投票は5月半ばくらいからだけど、とりあえず曲は聴けるので、スクラムシロップ・エントリーページに応援メッセージなど書いていただければうれしいです。スクラムシロップが売れる→シンタロが儲かる→超短編ばんざい。という未来予想図でございます。なにとぞ!

  スクラムシロップのエントリーページはこちら

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