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2014年9月

2014年9月 3日 (水)

イベント「アイルランド文学と超短編」を開催します

   超短編のイベントを開催します。今回は日本におけるアイルランド文学の受容をあつかった大著『越境する想像力』(大阪大学出版会)の著者、鈴木暁世さんをゲストにお迎えします。ご自身とアイルランドとのかかわり、短歌同人誌[sai]編集長という立場からの短い表現様式への関心などをうかがいながら、超短編というジャンルの可能性について探っていきます。

■■超短編マッチ箱西荻出張編■■
 「アイルランド文学と超短編」

日 時:10月25日(土)19:00から21:00 (18:30開場)
場 所:銀盛会館(〒167-0054 東京都杉並区西荻南2丁目18−4)
    JR西荻窪駅南口から徒歩7分。そば処玉川のお向かいです。googleマップ 
ゲスト:鈴木暁世さん(金沢大学准教授)
入場料:1000円
定 員:30名
予 約:参加希望者はタカスギシンタロまでメールでご予約ください。氏名、人数をお忘れなく。また、イベント終了後、懇親会を開く予定です。参加ご希望の方はその旨お知らせください。
メール:kotorinokyuden01@mac.com

※メールをいただいた方には2、3日以内に返信を差し上げます。返信がない場合はメールが届いていない可能性がありますので、再送するか、twitter等でご指摘ください。

イベント構成

1部:鈴木暁世さんトーク(聞き手:小野塚力、松本楽志、タカスギシンタロ)

2部:募集作品講評と優秀作発表

   イベントにあわせて超短編の募集もおこないます。テーマは「アイリッシュパブのほら話」です。パブで夜な夜な語られる酔っぱらいたちの根無し言のように、奇想天外で荒唐無稽、怪しくも聞く手を魅了するものがたりをお送りください。詳しい募集要項はこちらをごらんください。

※この募集は終了しています。【作品募集】「アイリッシュパブのほら話」

この記事の募集は終了しております。たくさんのご投稿ありがとうございました。

10月25日(土)開催のイベント「アイルランド文学と超短編」の連動企画として超短編を募集します。イベント詳細はこちら。募集要項は以下の通りです。

■募集要項■

文字数:500文字以内の物語であること(少々の文字数オーバーは問題ありません)。
兼題:「アイリッシュパブのほら話」

 パブで夜な夜な語られる酔っぱらいたちの根無し言のように、奇想天外で荒唐無稽、怪しくも聞き手を魅了するものがたりをお送りください。ケルト文化、アイリッシュミュージック、ビールやウイスキーなど、アイルランドにちなんだお話の方が、選考上やや有利かも?
タカスギシンタロによる作例はこちら

締切:10月5日(日)
投稿方法:件名を「アイリッシュパブのほら話」としてメールでお送りください。タイトル、本文、作者名をお忘れなく。
アドレス:kotorinokyuden01@mac.com(タカスギシンタロメール)
発表:10月25日(土)イベント「アイルランド文学と超短編」内で発表されます。
各賞:(鈴木暁世賞、タカスギシンタロ賞、松本楽志賞、小野塚力賞)
賞品:各選者セレクトによる素敵な賞品(予定)

※お送りいただいた作品はイベント当日に配られる冊子に掲載させていただきます。
※ご投稿いただいた方には高杉から2、3日以内に返信を差し上げます。返信がない場合は届いていない可能性がありますので、再送するかtwitter等でご指摘ください。

『シャベルと手袋』 タカスギシンタロ (「アイリッシュパブのほら話」作例)

     シャベルと手袋   タカスギシンタロ

 俺はシャベルを持ってくる。お前は手袋を持ってくる。名案だろ? そう、ジャックと飲めども尽きぬウイスキーのお話だ。
 ある晩、ジャックは柳の木の下で不思議な旅人に出会った。なにが不思議かって、そいつが飲むウイスキーは注いでも注いでもなくならなかったんだから。やがて旅人は酔っぱらって寝ちまった。ジャックは天の計らいに感謝しつつ、ウイスキーのボトルを失敬したってわけさ。それからは天国だった。酔いどれジャックは幸せだった。あの夜までは。
 ある夜、例の旅人がジャックのもとを訪ねてきたのさ。男は有無を言わさず家捜しをはじめた。ジャックは魔法のウイスキーを失いたくなかった。だから隠した。どこにかって? やつは自分のケツの穴にボトルを突っ込んだんだよ。いや、人間死ぬ気になればなんでもできるもんだ。旅人はやがてあきらめて帰って行った。ほっとしたジャックは眠りにつき、そして天に召されたってわけだ。横になったジャックの腹の中でウイスキーがこぼれだし、酔っぱらって死んじまったのさ。
 そして今宵、この夜、いまからジャックの墓を曝きに行こうって計画だ。俺はシャベルを持ってくる。お前は手袋を持ってくる。名案だろ? まあ、素手でもいっこうにかまわないが。

(「アイリッシュパブのほら話」作例)

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