2011年2月 5日 (土)

ノラや茶話その29「栗田ひづる朗読会」

  ノラや茶話会に行ってきました。今回の出し物は栗田ひづるさんの朗読です。朗読する本は『黒髪に恨みは深く』(東雅夫・編/角川ホラー文庫)収録の『実話』。以前、太秦の妖怪まつりでお会いしたことのある加門七海さんのこわーいお話です。
  栗田さんの朗読は単なる朗読の域を超え、一人朗読劇といった方が正しいかもしれないほどエンターテイメント性が高いものなのですが、今回さらに驚いたことがありました。朗読中になんか「きぃぃ」とかすかな引っかくような音がしたのです。何事かと思うと、どうやらその音は栗田さんから発せられているらしい。登場人物の声の使い分けのみならずサウンド・エフェクトまで! これはもう一人ラジオドラマの領域です。
  そんなわけで1時間の朗読もあっという間。とても怖くて楽しい朗読でした。ぼくは少々怪談は怖くて苦手なのですが、清めのお塩をいただいたから怖い話も安心さ!
  会場にいらしていた東雅夫さんにまだ発売前の『超短編の世界vol.3』をお渡しすることができました。受け取っていただきありがとうございます。その後は、そえさんたちとみじんこ洞へ行っておいしい料理とお酒もいただいたし、最高の一日でした。
  家に帰ってぶっ倒れて寝ましたが、清めの塩を使うのを忘れました。

2010年10月10日 (日)

仮面舞盗会・終ノ舞とスクラムシロップライブ

  『仮面舞盗会 終ノ舞~The end of phantom~』を観に恵比寿までお出かけ。本公演の前編となる『 序ノ舞』は去年観ていましたが、今回再演された『 序ノ舞』はキャストが違っているので、前・後編通して観るのが正解だったかなあ。
  『終ノ舞』では、『序ノ舞』でやや不完全燃焼だった人間椅子が初っぱなから活躍(?)してくれたので、いきなり満足です。今回は明智小五郎がけっこう色男なので、黒蜥蜴と色っぽいことでもあるのかと思ったけど、どうやらそういう艶を押さえた演出で、小林少年がじつは……というちょっぴり倒錯した世界を引き立てていたのではないかと思います。それにしても蘭子の誘拐に失敗した黒蜥蜴が、面倒くさくなって、美女紅緒を生き人形にしてしまわないかとハラハラしましたが、大丈夫でした。黒蜥蜴にもいろいろと好みがあるのね。
  恵比寿駅のライオンでマッシュルーム・フライをつまみにビールを一杯。いや、二杯。そして向かったのが池袋。手刀(チョップ)でのスクラムシロップのライブは久しぶり。いやあ、ステージ上に幕があるだけで、なんだかずいぶん豪華に見えるもんだなあ。すごいかっこいい。
  ライブの後は町田に戻って「げんかや」で焼肉。ひとさらどれでも290円って安すぎないですか?

2010年2月13日 (土)

二月大歌舞伎

  歌舞伎座さよなら公演「二月大歌舞伎」夜の部に行った。「壷坂霊験記」はしいんとした早朝の川縁に死体が二つ並んでいる光景がぞっとするほど美しかった。そのあとの、えええってくらい脳天気な展開も楽しいね。
  「籠釣瓶花街酔醒」のラストのセリフがすごい。たとえば国語の試験問題で、自分に恥をかかせた遊女を斬り殺した男のセリフの三択問題を出すとして、「ああついに無念を晴らしたぞ」とか「もうこれで俺もおしまいだ」とかの選択肢は考え出せるだろうが、「籠釣瓶はよく斬れるなぁ」なんて選択肢は逆立ちしても出てこないのではなかろうか(籠釣瓶は刀の銘)。しかし実際に舞台を見てしまうと、もうこれ以外ないと思えるほど、ぞくぞくっとするかっこいいセリフなのでした。
  おそらく歌舞伎座に行くのはこれが最後だと思われます。ありがとう歌舞伎座。ありがとう川端龍子の獅子。そしてありがとう、ひまわりご夫妻!

2009年12月20日 (日)

伝統芸能の夕べ二日目

  昨日の狂言に引き続き、きょうは歌舞伎座へ。演目は「引窓」「雪傾城」そして「野田版鼠小僧」。銀座松屋のデパ地下で天むすと焼き鳥を買っていざ観劇。引窓は最後の綱を切る演出がカッコイイ。雪傾城は雪だるまがかわいかった。鼠小僧は何とも言えない悲しい美しさと大江戸クリスマス情緒あふれる作品でした。
  トイレでGOさまに会いました。

2009年12月19日 (土)

SORORI

  第六回善竹富太郎の狂言会「SORORI」に母と行った。富太郎さんは恰幅が良くて、キャラそのものがおかしいです。ずるいです。狂言解説を聞いているだけでも、なんだか笑ってしまいました。
  演目は「膏薬煉」と「木六駄」。どちらも何回か見たことのあるものですが、何回見ても膏薬練のバトルの意味がいまひとつぴんと来ない。まあ、それでも面白いから別段問題ないのですが……。今回、解説で膏薬練の「膏薬」を初心者に分かりやすくするためか、一種の接着剤であるとしていましたが、やはり膏薬の毒の吸い出しとしての薬効が誇張された内容だと思うので、単なる接着剤ではないように思います。せっちゃくが〜。
  「木六駄」は見ているだけでぷっと吹き出してしまうような酔っぱらいの描写がたのしいお話。ドリフ好きの母も爆笑してました。

2009年10月18日 (日)

仮面舞踏会

  恵比寿のエコー劇場へ、LED第8回公演『仮面舞踏会』を観に行った。この江戸川乱歩原作の演劇には、超短編の朗読でもお世話になっているCafe凛堂の迫水由季さんが出演しているのでありました。迫水さん演じる紅緒は富豪の御曹司手塚龍之介のメイドにして愛人、しかも……というかなり重要な役回り。いつものりりしいキャラがうまく紅緒のエロスを引き立てていて好演でした。
  舞台は最終日ということもあり、テンポ良く楽しめました。ぼくは登場人物の多い演劇ではよく誰々だか分からなくなってしまうこともあるのですが、今回は役者さんのキャラがやたらと濃いので、そんな心配もありませんでした。もちろん演出の明快さもあるのでしょうが……。個人的には青銅の魔神の一途さが好きでした。

2009年1月17日 (土)

歌舞伎座さよなら公演

  歌舞伎座さよなら公演へ行った。演目は「祝初春式三番叟」「俊寛」「十六夜清心」「鷺娘」。
  船を見送る「俊寛」の声にならない声。いつまでも船を追い続ける俊寛のこころには、単なる絶望だけではなくて、怒りと悲しみとよろこびがない交ぜになった、何ともいえない狂おしい感情が渦巻いている。流人の島にただ一人残された俊寛に涙する観客はしかし、どこかで自分自身がこの世の中で俊寛に他ならないことに気づいているのかも知れません。だから最後のシーンがぐっとくるのだと思うのです。
  今回で歌舞伎座にはしばしさよならだが、二階の踊り場にある川端龍子の絵に最後にまた会えたのでちょっとうれしかった。なぜか真っ青な獅子が牡丹の花をくわえている図柄なのだが、よく注意してみると、獅子の向こう側に一枚の花びらが落ちている。そうか、獅子は自分の右側から牡丹の花を口でくわえてちぎり、さっとこちらに差し出したのだ。だからそのときに花びらが落ちたのだ。獅子の向こう側で牡丹の園がざわついている音が聞こえたような気がした。
  夜はSOARの撤収作業。忙しくて今回は会期中にお手伝いにいけませんでした。すみません。足をお運びいただいたみなさま、どうもありがとうございました。ぼくんとこはそれほど新しいのはなかったけど、ほかの人たちの展示でお楽しみいただけたことと思います。

2008年10月 5日 (日)

芝鳳會

  日本橋三越で催された小唄の催し芝鳳會へ行ってきました。もちろん今回もGoさまの奥方ぽよぽよさんが出演しております。デビューとなった前回の舞台では、まるで三味線ロボットのようにぎこちなかったぽよぽよさんも、今回はさすがに血の通った三味線&小唄を聴かせてくれました。本人は「三味線の出だしを間違えた」といっていましたが、はた目にはただチューニングをし直したんだなあくらいにしか思えないほど、堂々としておりました。
  公演のあと晩飯を食べようと思ったのだが、お昼に食べた天ぷら蕎麦の油がちょいと悪かったのか、なかなか食欲が出てこない。そんなときに助けてくれたのが鳥肉です。鶏料理専門店「とりかく」のささみの梅しそ串焼きがやさしく胃壁に寄り添ってくれました。するとすぐさま食欲復活。つくね、鳥皮のポン酢おろし、せせりの串焼き。何だっていけちゃいます。生スダチハイもさっぱりと気分よく酔わせてくれました。そういえば、むかしメハメンが焼き鳥屋で「せせりを食べたい」と言おうとして「せがれが食べたい」と言ってたなあ。

2008年6月15日 (日)

雅楽の調べと舞

  夜の酒が抜けるころ「雅楽の調べと舞」を見に、広尾のシェ・モルチェに出かけた。フランス料理と雅楽が両方楽しめるという、ちょっと変わった趣向の企画なのでした。
  雅楽の演奏はすばらしく、解説も知らないことばかりでとても楽しかったのですが、残念ながら会場のど真ん中にでっかい柱があって、どの位置からもうまく舞台が見えないという、致命的な問題がありました。あと、料理がいまいち。まあこれはそんなに気にしませんが、昼とはいえワインをぜんぜん注ぎに来ないっていうのはどうなんすかね。ひとり一杯までだったのだろうか。
  夜は夜でそば屋で一杯。あんまり寝てないので食べながら意識がなくなってしまいました。

2008年1月27日 (日)

タンポポ会

  茂山千之丞社中タンポポ会の狂言の会を見に、ぽよぽよ、あちゃこらと国立能楽堂へ行った。ぼくらが見たのは「竹生島参」「二人袴」「舎弟」「鬼瓦」。「二人袴」は一つしかない袴を兄弟で取っ換え引っ換え、大慌てで履き替えるさまがコミカルでおもしろかった。「舎弟」は舎弟ということばが盗人の意味だとだまされた弟が、兄と喧嘩になるストーリー。しだいに「舎弟」が本来の意味を離れて「盗人」として使われていく、ことばの変容がスリリングなお話でした。
  銀座に移動してキリンシティープラスで一杯。ここのビールは泡がすごく盛り上がっているから鼻とひげがいつもすごいことになるのですが、おいしいからそれもまたうれしいです。ぼくがひげめがねで目立つのか、行くたびに相手をしてくださるフロアマネージャーのお兄さまから梅田店へ転勤のご報告を受けました。新天地でもがんばってください。

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